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  • 小鳥は怪物に見つからないへの応援コメント

    これはまた切ない短編でした。
    いつまで待てばいいのかわからない、それだけのことが永遠に縛り続ける。
    主人公は自ら鳥籠を出たわけだったんですね。もっともこの瞬間までは空いてても出なかったでしょうが。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    主人公は罪悪感を抱く必要もないのかもしれないんですが、大事にしたいものがあったんですよね……

    もしかしたら私、こういう病室シチュが好きなのかもしれません笑

  • 小鳥は怪物に見つからないへの応援コメント

    コメント失礼します。

    うーん、もやっと感のある話ですね。
    小鳥は化け物に見つからない。化け物が何を意味しているのかがなかなかわからないです。僕は最終的には人間?悪意?なのかなと思いました。つまり小鳥は人間の悪意など知らずに自由に空を飛べるのかなと。由衣子はそんな小鳥に憧れたからこそ、鳥篭に捕らわれた小鳥を見て凍りついたと僕は考えました。

    そして自分のことを薄情者だと罵れる主人公はとても優しい人だと思いました。
    彼女のことでこんなに自分を傷つけることができるのですから。

    なんとなくですけれど最後の場面で、由衣子ちゃんは自分が手術後目覚めないことをわかっていたような気がします。自分の存在を主人公君に忘れさせないために約束をしたのかなと。




    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    怪物の正体。私も分かりません笑
    それを言った由衣子自身としては、外を出歩けない理由付けとして作り上げた架空のものなのですが。
    途中から見舞いへ行くのが億劫になってきてしまった主人公の心には、由衣子の言う怪物に似たものが居たのかもしれません。

    どのシーンも敢えて何一つ明確にしていないので、読んだ方の印象が全てです。
    純文学っぽい雰囲気で、掌編だからこそできる投げっぱなしをやってみました。
    私の短い話は、スッキリしないやつが多いです笑

  • 小鳥は怪物に見つからないへの応援コメント

    病室に花瓶のひとつもないのが、悲しいですね。
    由衣子ちゃんは、家族にすらとっくに諦められているのかと…。
    隆さんは、それでも花を持ち、ここまで何度も足を運び続けた。罪悪感を感じる必要はないと思います。
    でも、隆さんにそう伝えてくれる人は誰もいないのかもしれない…。
    これからも、由衣子ちゃんのことは隆さんの心に重く残り続けるのでしょうか。
    せめて、伴侶となる人が彼の心を明るく照らしてくれますように…と思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    これだけこんこんと眠り続けているとなると、家族も毎日は来られないでしょうね。
    本当は、隆は何も悪くない。でもそう感じてしまうのは、二人の間にあの約束があったからだと思います。
    由衣子との約束を果たせないことと、彼自身が幸せになることは、別の問題のはずなんですよね。

    これもすっきりとは割り切れないラストの話でした。(短編はそういうのが多いです……笑)

  • 小鳥は怪物に見つからないへの応援コメント

    深いです。印象深い文章が沢山ありました。1話だけで、内容もつまってました。切ないながらも、あたたかみもありました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そう言っていただけてとても嬉しいです(*´-`)
    由衣子のことが、大切じゃないわけではないんですよね。。

    素敵なレビューも、ありがとうございました!!

  • 小鳥は怪物に見つからないへの応援コメント

    隆が鳥籠に花をいれていくシーンがとても印象的でした。もうふたりがおなじ時のなかで生きることは決してないのだと感じられて( ノД`)

    どこまでもやるせなく、なのに途方もなく美しい。心に深く染みるお話でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そのシーン、自分でも気に入っているので、拾っていただけて嬉しいです(*´-`)
    白い病室の中で、唯一色彩があるのが花なんですよね。それを閉じ込めてしまう。

    じわりと沁み入るような素晴らしいレビューも、感激いたしました。ありがとうございました(*≧∀≦*)

  • 小鳥は怪物に見つからないへの応援コメント

    こんばんは。
    当人とどんな関係があろうとも、ただ眠り続けているだけの人間を待ち続けるのは、相当に困難なことだと思います。
    仮に十年後ときっかり決まっているのなら、気持ちや事情に都合をつけることも出来ますが、それでさえつらい時間でしょう。
    不治の病。あるいはそれにも似た重い病。意識があっても、病を背負った当人とその身内。どちらがよりつらいかなどとくらべるものではありません。

    けれども世の中、見守る者のほうが楽だと見る方は多いと思います。たいていそれを言う人は、見守った経験もそうなりそうな予測も立たない人ですが。
    またなんらかの事情があって、その立場から離れなければならなくなった人。
    この物語の隆がそうですが、そういう人もまた自縛的にその価値観に囚われます。

    第三者が。もしくは奇跡的ななにかで当人が、もういいよと言ったところで、その罪の意識は拭えないでしょう。
    でもその場には留まれない。事情のせいなのか、それを言いわけにして逃れたいのか、それはまたさまざまでしょうが。

    いつもの如く、感じたことをだらだらと書き綴りました。要するに私は、この物語の誰も責められないということです。
    責める必要なく、ずっと重いものを背負って生きていくのですから。
    安易な慰めも言えません。
    誰もが明日は我が身ということを、噛みしめるだけです。
    こういうのが、脚に来るパンチという感じでしょうか。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    限りのない待ち時間ほど辛いものはないですね。

    主人公が由衣子との約束を果たせなくなったとしても、彼が幸せになっていけない道理なんてないはずなんですよね。
    だけど、どうしても一方的に関係を終わらせる構図になってしまう。
    彼女と最後に過ごした時間が大切な思い出だったからこそ、もう戻らない時が苦しく、余計に裏切ったような気持ちになってしまうのかもしれません。

    あの瞬間、本当に時が止まれば良かったのでしょうね。
    由衣子だけが、未だあの時間の中にいる。
    主人公も、そこに大事な何かを置いてきてしまったのかもしれません。

  • 小鳥は怪物に見つからないへの応援コメント

    本当に本当に、文章が綺麗。

    作者からの返信

    こちらもお読みくださり、ありがとうございます!
    同じようなテーマ、同じ病室シチュですね。性癖なのかもしれません 笑

  • 小鳥は怪物に見つからないへの応援コメント

    多彩な物語をお身体お書きになる(°▽°)ゆっくりと読ませて頂きますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    心理描写メインの話の方が、実は得意なのです♪(´ε` )

  • 小鳥は怪物に見つからないへの応援コメント

    はじめまして。もどかしくて、切なくて、二度三度と拝読しました。隆が自分のしてきたことを偽善だったと悔やむ場面、とても好きです。作者さんの意図とは違うかも知れませんが、閉じ込められていたのは隆の方だったんじゃないか、と感じました。由衣子は自分が治らないことも、隆にいちゃんが待っていてくれないことも分かっていて、だから、泣きながら小鳥を逃がしたんじゃないか、と。隆が病室から去っていく場面は切ないけど、小鳥がようやく空へと羽ばたいていく姿も目に浮かびました。その隆に対して「小鳥はね、絶対に怪物に見つからないの(だから、怖がらないで飛んでいって)」と教えてくれていた。そういうイメージが心に残りました。他の作品も拝読してみますね。

    作者からの返信

    初めまして!コメントありがとうございます!
    この作品は象徴的な表現が多いので、読む方によっていろいろな解釈があるように思います。
    仰る通り、隆こそ鳥籠に囚われていたのかも知れません。
    眠っている由衣子に過去の意図を問うことはできませんが、少なくとも隆がいつまでも自分に縛られて動かずにいることは望まないはずです。
    この物語から小さな希望を見出して下さって、ありがとうございました!

  • 小鳥は怪物に見つからないへの応援コメント

    ばらした花を鳥籠に入れ終わった場面が印象的でした。
    時間が止まったような真っ白の部屋の中で、隆にいちゃんが持ってきた花の色彩は鮮やかで……二人の間に、途方もない隔たりを感じました。一場面一場面が、切なくも美しい物語でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そのシーンは、鮮やかな過去を自ら封じ込めようとする主人公の心境を象徴する、ちょっと力を入れた描写でした。色彩も意識していたので、取り上げていただいてとても嬉しいです!
    すぐ隣にいるのに選ぶ訣別、相手の返事も聞けないこと、その物理的状況以上の心の隔たり。そういったものを感じ取っていただけたのであれば幸いであります。