他人目見てな

四畳半くらいだと思う。


布団敷いて、テーブル置いて、好きな物並べて

何でも詰め込む棚があって。


遮光カーテン閉めっぱなし。


万年床ってだけで責められている。

しようがない。


ギターを置くよう物ならそりゃもう狭い。


お気に入りのロボットもな

周期ごとに、眺めたいのが変わってくる。


山積みのCDも、下の方のやつが

重さで傷付いてないか心配なのよ。


冷蔵庫もけりゃ、キッチン、風呂場、

洗面所、トイレも無い。


皆どっかでキレイにしてるのだろう。


いや、部屋だから備えてある事もあるか。



最近土壁が崩れて来て更にみすぼらしい。


片付いてないと足の踏み場も無い。

ちょっと揺れが来ると尚更よ。


ちょっと最近疲れたね。


誰も来てくれないし、

好きなものいっぱいあるがね。


ちょいとドアを開けて見ると、


ダメだこりゃ


とか言うのよ。


分かった様な口ぶりで


それが落ち着く他人もいるさ


とか言うやつもいんの。

見下してんのな。多分。



ん?



知らんよ。


今更。


そりゃ余計なお世話よ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る