第11話
唯とのショッピングデートを終え家に帰り疲れのせいか睡魔に襲われ寝ると1日日付が進んでいた。
どうやら今回は一度も戻らず先に進めたらしい。
「どうやら上手くやってるようねおじいちゃん」
「………ああ、由夏か。」
部屋のベッドに横になっていると目の前に黒髪ロングの美少女が現れた。
こいつは俺の唯と結婚した未来での孫の由夏だ。
俺の未来を変えるために俺を過去に戻した張本人だ。
「え、なにその反応!?もうちょっと驚いてくれてもいいじゃない!!」
俺の反応に少しがっかりしたようで由夏は少し怒る。
「まあ、2回目だしな。あと色々ありすぎて大したことじゃ驚かねーよ。」
「ふーん、そう。まあ上手くやってるみたいでよかったわ。唯おばあちゃんとの距離も縮んでるみたいだし。」
「お!お前もそう思うか!だよな!ちょっと手応えがあるような気がするんだよな!俺頑張ったし!」
俺がそう言うと由夏はいきなり俺の頬をつねった。
「いってえ!何すんだよ!」
「ちょーしのってたら痛い目合うからね。過去を変えるってそんなに甘くないからね。」
「あん?現に俺もう結構変えたじゃねえか。唯と喧嘩しないで済んだし。」
「まあ、それは褒めてあげるけど。油断しないでってことよ。それとあと…」
「ん?何だ?」
「ううん、何でもない。また今度話すわ。まあとりあえず頑張ってねおじいちゃん。」
そう言うと由夏は目の前から去っていった。
「何だったんだよあいつ。」
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