猫人小伝妙『尾張のトラ』
今村広樹
前篇
そんな中で
『
という野心を持つ者もいる
尾張のトラ
と言われるほどの、権勢を持つようになった
風貌はアメリカンショートヘアの血が色濃い雑種で、端正な顔をしている
白い毛並みと、しっぽの縞模様が特徴的で、渾名である『尾張のトラ』はそこから来ていたという
彼は、尾張守護である
そんなある時、信秀は隣国、
かの地の守護、
頼芸は尾張に逃れ、尾張勢や
本当は出兵したくはないのだが、過去に因縁がある尾張勢としては、座視する訳にもいかず、今回の出兵となった
しかし、信秀としては
(互いに潰しあってる隙に、漁夫の利を得るにゃ)
と考えていた
ところが、
『うにゅ、どういう事にゃ?』
『ハイ、ドウヤラドウサンとイウモノ、ソウトウなイクサ上手のヨウデ』
『うにゅにゅ、今回は引き上げといた方がよにゃそうにゃね…』
しかし、信秀はいつか道三と
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