トレインスポッティング2


TS2(2017)


前作とスタッフ・キャスト同じ。約20年ぶりの続編。


R15+


……前作で仲間を裏切って大金を持ち逃げしたマーク(ユアン・マクレガー)が20年ぶりに地元に帰ってくるところから始まる。

マークはかつての仲間一人一人と再会を果たす。



以下、ネタバレあり。




スパッドの自殺をマークが止めるシーンはグロかったし、モザイクも健在だった。


かつての仲間との再会する度にマークは お前が大金を持ち逃げしたせいで俺の人生パーヒャラピーだぜ! と皆に詰られるんだけど(大金を持ち逃げされなくてもパーヒャラピーだったじゃねえか)マークがそうした理由は、"変化""脱却"したかったからかな、と思った。そこからのベロニカの「ブルガリアに帰りたい。故郷が恋しいから」という台詞はマークにかかっているように取れる。


そのベロニカに大金を持ち逃げされる展開は痛快だった。バディにはまたもやスパッドが選ばれ、前作でマークから大金の一部を渡されたようにベロニカからも大金が送られるところも前作をなぞってて良き。

スパッドが書いた自分達の青春の小説のタイトルは「トレインスポッティング」なんだろうな、と予感させられての幕引き。ナイスすぎる。めちゃくちゃアウトローだけど、この生き方と青春に惹かれる部分もある。



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