電ファミニコゲーマー コメント集
田中永慈
鳥嶋和彦
伝説の漫画編集者マシリトはゲーム業界でも偉人だった! 鳥嶋和彦が語る「DQ」「FF」「クロノ・トリガー」誕生秘話
http://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima
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今にして思うと、自分の人生は物心つく前から鳥嶋さんの影響下にあった気がします
鳥嶋さんの恐ろしいところは、JRPGが衰退していった時期と鳥嶋さんが現場から退いていった時期がぴったり一致する点でしょう
鳥嶋さん自身、ポケモンの良さが分からなかったとおっしゃっているように、モンハンやMMORPGのようなマルチプレイヤーRPGの時代まで予見することができなかったとはいえ、RPGに漫画の文脈を盛り込み、ゲームを物語として成立させるという海外のRPGがなし得なかったJRPGの手法は、鳥嶋さんがいなければ成立しなかったし、もしゲームが2Dから3Dへ移行していく時代まで鳥嶋さんの影響力が続いていたら、現在の欧米勢に対抗する日本独自のゲームが生まれ、ゲームの歴史は違ったものになっていたかもしれません
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他人と共有することがコンテンツになってしまうネットには、二次創作ばかりが溢れている
拡散することが目的化した二次創作と、PV数を稼ぐことしか考えない扇動的な記事と動画が、日々かつてないスピードで大量に消費され、本当に新しいコンテンツを生み出すクリエイティブな人達はどこかに消え失せてしまった
いや、本当にクリエイティブな人達はクローズドな場所にいて、ネットなんて相手にしなかっただけだ
鳥嶋さんの言葉に、ネットに頼って好奇心を忘れていた、自分自身の傲慢さを思い知らされる
ジャンプがラノベに追い抜かれたと思い込んでしまったのも、鳥嶋さんがポケモンの良さが分からないとおっしゃったことを、単にシングルプレイのゲームしか関心がないからと誤解してしまったことも、本当に後世まで残るコンテンツがなんなのか分かっていなかったからだ
「僕はずっとスナイパーライフルで一つずつ狙い撃つような、そんな仕事の仕方をしてきたと思う」という通りの慧眼に、蒙を啓かれました
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