稲荷寿司をくれる蓮君に懐いたモフモフ狐のチビ。ある日、蓮君を慕ってる様子の谷木さんが現れて。二人の想いにチビは……?続きは、ぜひ本編をどうぞ。
近所の高校生、蓮くんから毎朝稲荷寿司をもらっていた狐のチビ。そこに蓮くんのクラスメイト谷木さんも加わるのだけど――。モフモフもぐもぐ食いしん坊なチビがひたすらかわいい。でもこのチビくん、なかなかどうして人間の機微に聡いのです。朝ごはんよりも大切な二人のために奮闘するチビくん。じんわりと温かい、ちいさな恋と友情。もぐもぐモフモフとてもかわいいお話です。ぜひ。
狐のチビに稲荷寿司やご飯を毎朝提供する蓮くん。そこに加わる谷木さん。この二人、どうやら互いに『好ましく』思っているらしいぞ、とおもいつつも、稲荷寿司を、もぐもぐ食べるチビ。ある日蓮くんが引っ越しすることが分かり……。チビはふたりのために、奮闘することに。とにかく、ご飯を食べるチビが可愛い。そんな、ショートショートでもふもふなお話です。
恋する二人の、でも中々気持ちを言い出せない様子を狐のチビ君が見守っています。心の温まる可愛いお話でした。
可愛い食いしん坊の狐さんがでてくる可愛いお話。狐視点で見た2人の恋の行方がなんとも微笑ましいです。
ネタバレを含みます。ご注意下さい。最初に言えるのは、狐視点なのがいい、それもすごくだ。狐のちょっと間の抜けたというか、ずれた視点がいい味を出しているんだと思う。そして、最後のじんわりとくる感じは、きっと別れをしなくて済んだときの感情かもしれない。寂しさを伴う感動だ。それは、狐にとってのご飯も、彼女にとっての主人公も2人とも同じでしょう。良い小説でした。