天球の星使い きみの祈りを守る歌/天川栄人

角川ビーンズ文庫

登場人物&設定紹介

◆アステラ

「わたしは星なしだから捨てられたのかなって、思ったんです」


ドジな不運体質の少女。

白い肌に、紺に一滴、紅を落とし込んだような不思議な色の瞳を持つ。

星導士が力を持つ星の原で、星なしという自分の運命にもめげない頑張り屋。

星と星座に関する才能と知識は群を抜いている。

両親の記憶がなく、11歳からロキとともにこいぬ区で暮らしている。


◆ロキ

「お前はどこにだって行ける。なんだってできる。何者にもなれるんだ」


金髪に黄色の瞳の超絶美形。

こいぬ区で便利屋をしながらアステラと暮らしている。

星の子のようだが星魔法を使わず、その正体もアステラを引き取った目的も謎の男。


◆シリウス

「星なしは星の光を持たない。我々が彼らに、分け与えてやってるんだ。そのところをかんちがいさせちゃいけない」


こいぬ区の闇市摘発のため、天都から派遣されてきた星導士。

銀髪に青い瞳の、氷のような美貌を持つ。

現在の天帝・ベテルギウスの息子。


◆ルディ(アルデバラン)

「やだなぁ、アステラ。散歩だなんて言って、浮気は許さないよ」


アステラが学院で出会った星導士。

黒髪に赤い瞳の、色気垂れ流しの美丈夫。

アステラの才能に気付き、手助けをするようになる。



◆キーワード


【星の子と星なし】

星の子は、生まれた時から星の光を宿し、

それを魔法(星魔法)として使うことができる。

星の子は星の力を持たない星なしを見下している。


【星の原】

八十八の星区に分かれ、星なしは星の光も届かない地下鉱山、

星の子はその上に建てられた人工都市に住む。

アステラたちが住むのはこいぬ区の地下鉱山。


【星輝石】

星の光を宿す不思議な石。

宿す親星に合わせて、様々な効能がある。


【学院】

正式名称は星導士協会本部。

年に一度、全土から星導士候補生選抜試験のため受験生が集まる。

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