いのちの音

肩を濡らす

空の雫

厚い雲に覆われて

あなたの笑顔が見えなくなる


青空があなたの印なのだと

そう決めていたのはわたしだった

だからこんなにも淋しくて


あなたは泣いているのかしら

そんな心配ばかりする

そんなわたしに伝えたい

言葉がきっとあるのだろう


雨の音は、あなたの声

静かに、語りかけてくる


しとしと、しとしと、耳を澄まして


あなたに続く

いのちの音



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