かり取り機械
黒鳥 茜
1.火炎
キミの声にわずかに響いた
キミの
青葉よりなお若く安らう
木漏れ日の理と契っては凪ぐ
振るい揺らすは瞬きの声
風前の世に今
キミが醒める
失い
キミは隠れ
貧しき野に散る微かな花びら
彼方 雲居に光を与える
古き由来は虚無に預けて
嵐を切り裂く
キミの蛍火
遥か 萌え上がるキミは
遠く
まだ言葉もなく
豊かに駆けゆくキミを祈れど
石たちは置かれる
なおも若く安らうキミを
キミを言祝ぐ夜は待たれた
キミよ
されば
ただキミを祈る
キミの穂の尾よ
火炎なれ
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