眼鏡っ娘の彼女が可愛すぎる!

星成和貴

プロローグ

第1話 彼女

 俺には彼女がいる。赤いアンダーリムの眼鏡がよく似合う可愛い彼女が。

 出会いは高校一年の四月。入学して、たまたま隣の席だったのが彼女、蔵州くらす芽画音めえねだ。

 最初の印象は、胸デカっ!、だった。しかも、背が低いせいか、それがより強調されているような気がする。

 だから、俺は自然と彼女を目で追っていた。いや、ほら、健全な男子高校生だし、つい、ね。

 そして、そうしている内に気付いた彼女の内面の美しさ。俺は、気付けば恋に落ちていた。


 これはそんな彼女と俺の思い出を綴った話。そう、物語なんて大層なものじゃない、ちょっとした話だ。

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