シコふんじゃった。3幕分析+あらすじ
『シコふんじゃった。』監督:周防 正行(1992年公開)
110分映画
《1幕》
起:留年を回避するため山本(主人公)は助っ人として相撲部の試合にでることになる
プロットポイント1:試合での全敗を相撲部OBにこき下ろされ、カッとなった山本は『(もう相撲をしなくてもいいのに自分から)試合で勝ってやらあ!』と宣言してしまう
(動機の変化)留年を回避したい→相撲の試合で勝ちたい(~30分)
《2幕》仲間の獲得・(映像的にはダイジェストで)特訓
承1:相撲部に入部した山本は部員を集め、仲間と共に稽古に励む
ミッドポイント:試合前の夏休み、ライバル校の熾烈な稽古を目撃し、『こんなやつに勝てるのだろうか?』と弱気になってしまう(~45分)
承2:小学生との練習試合で山本たちは教授から指導を受け、自信をつける
転:相撲部の3部リーグでの試合で優勝する
プロットポイント2:が、その翌日に2部リーグとの入れ替え戦があると聞かされ、決勝で怪我人がでてしまって部員が足りず出場できない。ここでもう終わりにするか?
(動機の変化)相撲の試合で勝ちたい→(※優勝したことで達成)→相撲の面白さを知り、挑戦してみたいと思う。(~90分)
《3幕》
結:入れ替え試合で勝つ。山本はもう1年留年して相撲を続けようと決意する(110分)
(主人公の成長)留年回避のために始めた相撲だったが、相撲の面白さを知り、相撲部を存続させるために一流企業への就職を蹴って相撲を続けることを決意する
あらすじ:
コネで一流企業への入社が決まっている大学4年生の山本はオシャレで、相撲はダサいスポーツだと思っている。
留年回避のため、仕方なく相撲部の試合の助っ人として出場することになり、試合後の打ち上げでOBと言い合いになり、試合で勝つと宣言してしまい、相撲部へ入部することになる。夏の試合のために部員を獲得し、稽古で親睦を深めた部員たちは夏合宿でライバル校の熾烈な稽古を目撃し、意気消沈するが、小学生との模擬試合で教授から試合で勝つための指導を受ける(必殺技を授かる)。いよいよ本番の試合、順調に勝ち進んだ相撲部一行は決勝でライバルと激闘の末勝利するが、怪我人がでてしまう。優勝した一行は祝賀会で心が解放されるが、翌日に2部リーグ入れ替え戦があると知らされる。怪我人もいるし辞退しようとする教授に、山本は自ら出場したいと告げる。山本は相撲の楽しさを知ったのだ。入れ替え戦のすえ、勝利する一行。留年回避のために始めた相撲だったが、相撲の面白さを知り、相撲部を存続させるために一流企業への就職を蹴って相撲を続けることを決意するのだった。
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