一日目

*『俺とお前の二百日』


本編

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「ふぅ……」

「うわは、あははははは〜」

「…………は?」

「間抜け面だね〜」

「…………誰だ、お前……」

「僕? 僕は懐桐、懐桐緋紗椰なつぎりひさやだよ、君の名前は?」

「…………菱目龍星ひしめれおん

「レオレオか〜宜しく?」

「…………宜しく……ってってなんだ…………」

「え? だよ〜?」

「何じゃそら……」



それが俺たちの初めての会話だった。アイツがぼーっとしてた俺の顔を『間抜け面』だと笑って話しかけてきた。










──誰が想像出来ただろう、彼を残酷な運命が絡め取ろうとしていたなんて……

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