登場人物一覧・魔術用語

２０５８年

■都鳥（みやこどり）冷（ひや）■

■２０５８年

■都鳥流小太刀二刀術の体現者。語られるのは前歴より、見た目は老人だが天魔鏡娘（きょうこ）と同化しており、雨天静（しずか）と同様の時間を過ごしている。冷静であり、感情そのものもあまり表に出さない性格だが、戦闘を好んでいる。

■本当の名は都鳥（みやこどり）鏡（かがみ）冷禍（れいか）。名付け親は静である。

■遠々路（とおえんじ）紗枝（さえ）■

■２０５８年

■鈴ノ宮（すずのみや）に所属し、夜笠（やがさ）夜重（やえ）とペアで仕事をする魔術師。影複具現魔術を扱う。刹那（せつな）小夜（さよ）に対して真正面から、殺しは駄目だと言える胆力を持ちながら、現状維持を認め苦労を飲み込むような性格をしている。

■赤色のチャイナドレス、片スリット。

■橘（たちばな）九（ここの）■

■２０５８年

■橘の娘でありながらも、あまりにもアマチュアじみた行動しかできていない。本人にはあまり自覚がないのが問題か。つれづれ寮に住む。

■父、花ノ宮（はなのみや）鈴蘭（すずらん）。母、橘（たちばな）零（れい）。

■四十物谷（あいものや）花刀（かたな）■

■２０５８年

■闇ノ宮（やみのみや）の分家の一つだが、そこからは抜けた。その際に鷹丘（たかおか）少止（あゆむ）に助けられている。野雨西高等学校の生徒会長。それなりに人気者で、つれづれ寮に住む。

■炎義（えんぎ）■

■２０５８年

■朧月（おぼろづき）の天魔、槍を形代（かたしろ）にしている。男性にしか見えない女性。

■白蛇（しろへび）■

■２０５８年

■煙管（きせる）を形代にした大きな白い蛇。妖魔だが神聖視されている。夜の王や猫目（ねこめ）とは、古くから遊んでいた間柄。

■祠堂（しどう）みこ■

■２０５８年

■形而界（けいじかい）にその身を移動させることができる魔術師。人夢（はかな）いの魔導書に巻き込まれた人物。世界崩壊時には、形而界へ行き、如月（きさらぎ）寝狐（ねこ）と共に生活をした。男性的な性格をしているが、女性。五木（いつき）分家の祠堂神社が実家。

■田宮（たみや）正和（まさかず）■

■２０５８年

■狩人志望でラルに教えを請うていたが、拒否され続け、軍部での訓練などを紹介されていたエスパー。最終的に朝霧（あさぎり）芽衣（めい）の訓練を受けることになる四人の一人であり、常に残り三人には背中を見せ続けた。自分が楽しむよりも、周囲を楽しますために一歩引いて誘導することも。

■妻、浅間（あさま）らら。息子、フェルナンド

■エッダシッド・クーン■

■２０５８年

■コロンビア大学、教授。猫族であり、多くの猫族のトップに立つほど長く生きている。朝霧（あさぎり）芽衣（めい）と鷺城（さぎしろ）鷺花（さぎか）の恩師。それなりに性格が悪く、物事の答えをはっきりと教えることをしない。猫族らしいのか、結構な気まぐれ。

■酒井（さかい）景子（けいこ）■

■２０５８年

■野雨西高等学校、情報処理学科の担任。見た目は中学生のようだが、きちんと教育者をしており、生徒たちからの好意も厚い。しかしよくいじられる。バーに行くと年齢証明を毎回させられるのが悩みの種。猫が大好きなのに、猫がよって来ないことも悩んでいる。

■旦那、転寝（うたたね）夢見（ゆめみ）。娘、コロネ。

■二村（にむら）仁（ひとし）■

■２０５８年

■芹沢企業開発課で過ごす技術屋。音頤（おとがい）機関に所属しており、専門は人形作り。久々津（くぐつ）玖倶（くぐ）と呼ばれる人形を制作した。

■母、二村双海（ふたみ）。父、ネイキーディラン。

■佐原（さはら）泰三（たいぞう）■

■２０５８年

■言術（げんじゅつ）を扱う。朝霧（あさぎり）芽衣（めい）に訓練を受けた。自分には体力しかないと、そんな劣等感を抱いていた。世界崩壊後、戦場からは身を退き、静かに暮らすが、やはり戦闘からは逃げることができなかった。

■浅間（あさま）らら■

■２０５８年

■射線を捉え弾丸を生成する魔術師。ＶＶ-iP学園の生活科に入り、射撃部に所属している。朝霧（あさぎり）芽衣（めい）の訓練を受けた一人。接近戦闘よりも狙撃が好き。

■旦那、田宮（たみや）正和（まさかず）。息子、フェルナンド。

■世界崩壊時に目を酷使したため、自動的に射線を捉える魔術武装になってしまい、本来の視力を失っていった。ほとんど目を瞑って生活していたが、朝霧芽衣の手によって生活できるレベルに戻ることはできた。

■戌井（いぬい）皐月（さつき）■

■２０５８年

■ＶＶ-iP学園の農業科に所属、朝霧芽衣の訓練を受ける。置換術式（リプレイス）を基本とし、広範囲把握などを得意とした。世界崩壊後は医学を習得している。

■前崎（まえざき）鬼灯（ほおずき）■

■２０５８年

■地に足のついたエスパーだが、一般レベルであって、周囲の人たちに振り回されることも。ＶＶ-iP学園の蓄積学科に所属し、記憶することは得意だが、一定量以上の記憶ができないため、補助記録を多用することも。

■父、前崎巫（かんなぎ）。母、メイファル・イーク・リスコットン。兄、前崎あけび。

■鈴白（すずしろ）あやめ■

■２０５８年

■前崎の家に養女として引き取られたエスパー。前崎鬼灯（ほおずき）のフォローをよくしている。

■陽ノ宮（ようのみや）旗姫（きき）■

■２０５８年

■わけあって、あちこちに引き取られて暮らしたエスパー。力のイメージが蝶という珍しいかたちをとる。世界崩壊後には、両親の元へ戻ることができた。

■父、エルムレス・エリュシオン。母、陽ノ宮ひなた。

■一ノ瀬（いちのせ）聖園（みその）■

■２０５８年

■ある種の場を創りだす魔術師。ＶＶ-iP学園の蓄積学科所属。人見知りは結構するが、何事においても考えることをやめない。しかし、自己完結をする癖もある。

■父、五木（いつき）忍（しのぶ）。母、一ノ瀬（いちのせ）二ノ葉（にのは）。

■夜（よる）の王（おう）■

■２０５８年

■遥か昔より隠れ住んでいる吸血種の王。かつては白蛇や猫目（ねこめ）と遊んでいたこともあるが、引きこもっていた時期が長い。

■猫目（ねこめ）■

■２０５８年

■かつて夜の王や白蛇と遊んでいたこともある妖魔。久我山（くがやま）の天魔をしている。遡れば雨天（うてん）静（しずか）や都鳥（みやこどり）冷（れい）と行動を共にしていたことも。

■リック・ネイ・エンス■

■２０５８年

■フラーンデレンと呼ばれるベルギービールの店を経営している。昔は海賊であり、ジェイル・キーアの片腕としてナイフを使った戦闘を得意としていた。また、その技術はサミュエル・白井にも受け継がれている。日本で店を開いたのは、朝霧（あさぎり）芽衣（めい）に助言を受けたから。

■サミュエル・白井（しらい）■

■２０５８年

■あるいは、サミュエル・スーレイ。ホンカスと呼ばれる海賊団の一人だったが、壊滅時に生き残ってリック・ネイ・エンスに拾われた。同化（シム）と呼ばれる術式を使い、円（まどか）つみれと行動を共にする。かなりの事情通でもあった。

■円（まどか）つみれ■

■２０５８年

■かなり精巧なシミュレートが行えるため、乱針の矢印（デッドコンパス）とも呼ばれた。今の両親に拾われてからは、一時期、術式を封印されていたが、解除される。策士や指し手のような立ち位置だったが、世界崩壊後は、その精度を落としていく。

■ミルエナ・キサラギ■

■２０５８年

■見えざる干渉（インヴィジブルハンド）、三番目の部隊、かっこうの三〇一（ファースト）。敵地潜入の専門家であり、接触があった人間そのものに外見、内部構造を変えることができるが、ストックは基本的にできない。如月（きさらぎ）美登里（みどり）に教えを受けたため、キサラギの名を使っている。普段は狂狼（きょうろう）と呼ばれる人間の姿をしている。

■スティーク・ゲヘント・レルド■

■２０５８年

■かつて狼族と事を構えたこともあり、因縁を持ってしまったがゆえに、狂狼（きょうろう）と呼ばれた。肉体時間の停滞（オーディナリィループ）を持つため、長生き。戦場を渡りながらも、身を隠して生活している女。外世界干渉系の術式をほぼ使うことができる。

■心ノ宮（しんのみや）こころ■

■２０５８年

■心ノ宮の魔術師にして、ＶＶ-iP学園では情報処理学科に所属。学生会会計でもある。

■フォセ・ティセ・ティセン■

■２０５８年

■魔術師協会の受付をしていたが、肉体時間の停滞（オーディナリィループ）を持っていたため、エルムの屋敷へ来る。背丈よりも大きなハサミを武器にして、言術（げんじゅつ）を主体とした戦闘を構築する。

■廿枝（はたえだ）サトリ■

■２０５８年

■主戦場を夢の中にするエスパー。現実でも運び屋の手伝いなどで、戦場経験もある。海兵隊訓練校を出てもいる。忠犬部隊（リッターハウンド）とは多少のかかわりを持つものの、苦手意識が強い。朝霧芽衣に巻き込まれた一人でもある。

■養父、ケイオス・フラックリン。養母、転寝（うたたね）午睡（まどろみ）。

■朧月（おぼろづき）無花果（いちじく）■

■２０５８年

■朧月流槍術（そうじゅつ）を扱う。一言で表せば頑固者。自分のことを拙（せつ）と称する女性。

■父、数知（かずち）一二三（ひふみ）。母、朧月（おぼろづき）咲真（さくま）。

■久々津（くぐつ）鞠絵（まりえ）■

■２０５８年

■裏糸術と呼ばれる久々津流糸術の継承者。普段は久々津玖倶（くぐ）と呼ばれる男の人形を操って生活している。二村（にむら）仁（ひとし）とは昔からの知り合い。