登場人物一覧・魔術用語

２０５４年～２０５６年

■シシリッテ・ニィレ■

■２０５４年

■海兵隊訓練校から、見えざる干渉（インヴィジブルハンド）の忠犬部隊（リッターハウンド）に引き抜かれる。兵籍番号六一八三。赤色の髪の毛を持つ。魔術特性（センス）は残影（シェイド）。朝霧（あさぎり）才華（さいか）の護衛任務につく。

■北上（きたかみ）響生（ひびき）■

■２０５４年

■海兵隊訓練校から、見えざる干渉（インヴィジブルハンド）の忠犬部隊（リッターハウンド）に引き抜かれる。兵籍番号六一一一。日本名を持っているが、血は流れているものの、日本の土地を踏むことはずっとなかった。一点を突破する戦闘方法をエイジェイから習得する。

■魔術特性（センス）は属性付加（エンチャント）。

■グレッグ・エレガット■

■２０５４年

■海兵隊訓練校から、見えざる干渉（インヴィジブルハンド）の忠犬部隊（リッターハウンド）に引き抜かれる。兵籍番号六一五五。仲間内では唯一、野雨市に配備されなかった人物で、ゴーストバレットの足跡を追っていた。

■魔術特性（センス）は圧（プレス）。

■七草（ななくさ）ヘイキュリー■

■２０５４年

■海兵隊訓練校から、見えざる干渉（インヴィジブルハンド）の忠犬部隊（リッターハウンド）に引き抜かれる。兵籍番号六一一六。海軍将校のヘイキュリーに拾われ、名前は自分で適当につけた。北上（きたかみ）とは腐れ縁。

■魔術特性（センス）は増幅（ブースト）。

■安堂（あんどう）暮葉（くれは）■

■２０５４年

■野雨市でラン園を営む実家を手伝っていながらも、軍部に出向した馬鹿とよく言われる。奪取（ロバート）の魔術特性（センス）を持ち、罠の扱いを得意とする。一年間の出向から戻ってからは、実家の経営に着手しつつも、予備役のような扱いとして仕事も受けた。

■海兵隊訓練校から、見えざる干渉（インヴィジブルハンド）の忠犬部隊（リッターハウンド）に引き抜かれる。兵籍番号六二一二。

■ネッタ・ラックエット■

■２０５４年

■忠犬部隊（リッターハウンド）の宿舎、その受付をしていた。魔術師としては相当なものらしく、魔術師協会でもラックエットの名は有名らしい。肉体時間の停滞（オーディナリィループ）を持つ人物が、この家系にはいるとか、いないとか。ちなみに忠犬の間では尻がデカイと有名である。

■リーリン■

■２０５４年

■音頤（おとがい）機関に所属する女性。教皇庁の傍に店舗を構えていた。専門にしているのは糸であり、久我山（くがやま）が扱うのもここから仕入れている。

■久我山（くがやま）茅（ちがや）■

■２０５４年

■久我山流糸術（しじゅつ）を扱う。棺桶屋の傭兵に入り、そこを抜けてから槍（ランス）に所属。基礎はおざなりだが経験は多く、逆手順を踏んだ。しかし、同世代の中では上の方の実力者になる。槍としては第二世代に該当する。

■父、梅沢（うめざわ）和幸（かずゆき）。母、久我山紫月（しづき）。姉、梅沢なごみ。

■吹雪（ふぶき）悦（えつ）■

■２０５４年

■かつて朝霧（あさぎり）芽衣（めい）、鷺城（さぎしろ）鷺花（さぎか）が殺し合いをしていた頃に呼ばれた医師。当時にかなり腕を上げた。忠犬部隊（リッターハウンド）の専属医師になってから、海上都市ヨルノクニへ。

■母、吹雪ふゆき。姉、吹雪快（かい）。

■完全にサディスト。やさしさの欠片も普段は見せないが、たまにちらっと見えることも。医療魔術師としての腕も高いが、他人が扱えるような人物ではない。

■朝霧（あさぎり）才華（さいか）■

■２０５５年

■早くに親を亡くし、祖父母の元へ引き取られて生活をしている。姉は死んだものと思っていたが、世界崩壊時に本人から事実を明かされた。ほぼ一般人ではあるが、朝霧の血を引いているのか、同居人であるシシリッテ・ニィレへの順応は、最初こそ戸惑ったものの、かなり高かった。

■姉、朝霧芽衣。

■五木（いつき）裏生（りき）■

■２０５５年

■あるべきもの、相手が使うものを扱う流用（アクセス）の特性を持った魔術師。橘四（よん）と行動を共にすることが多く、五木の武術は修めていない。第二世代の槍。

■父、五木忍（しのぶ）。母、一ノ瀬（いちのせ）二ノ葉（にのは）。妹、一ノ瀬聖園（みその）。

■橘（たちばな）四（よん）■

■２０５５年

■行動の操作などをする操作（マニュピレート）の魔術特性（センス）を持つ。橘の暗殺術に関しては、母親から教わっており錬度は高い。五木（いつき）裏生（りき）と共に行動することが多い。中原流薙刀術は一切学んでいない。

■父、中原（なかはら）陽炎（かげろう）。母、橘七（なな）。

■佐々咲（さささき）七八（ななや）■

■２０５５年

■橘の分家。切断の術式を扱う、空神（ブランク）の継承者。瓦解の獅子（フォウマルハウンド）の名も継いでいる。ＶＶ-iP学園の学生会会長もやっていた。槍の二世代目。いくつもの立場から、自身の身の丈を鑑みて、迷いを抱く場面が多く、困難に直面することもよくあった。

■雨音（あまね）火丁（あかり）■

■２０５５年

■やや複雑な立場に置かれながらも、当人は無自覚でいられた、ほぼ一般人。音（ビート）の特性を持つ魔術師でもあるが、それを使って戦闘をすることはなかった。歌が好きでよく歌っている。

■母、鈴ノ宮（すずのみや）清音（きよね）。父、哉瀬（かなせ）五六（いずむ）。兄、鷹丘（たかおか）少止（あゆむ）。

■その性格からか、戦闘をさせて貰えなかった、というのも事実である。刹那（せつな）小夜（さよ）、鷺城（さぎしろ）鷺花（さぎか）、朝霧芽衣などからも好かれているのも一因。

■前崎（まえざき）あけび■

■２０５５年

■音頤（おとがい）機関の統括をしており、専門は刃物。一時期、エミリオンの屋敷にて師事を受けつつも、ガーネの教えを受けた人物。骨董品の店舗を持っており、そこを窓口にしていた時期もある。

■父、前崎巫（かんなぎ）。母、メイファル・イーク・リスコットン。弟、前崎鬼灯（ほおずき）。

■鷹丘（たかおか）少止（あゆむ）■

■２０５５年

■本名は闇ノ宮（やみのみや）暗影（くらかげ）。箕鶴来（みつるぎ）狼牙（ろうが）の手によって拾われてから、この名になった。イヅナの後継者にして、狩人名は足音（ステップビート）。妹のためにすべての人生を使っても良いと考えている。

■父、蒼凰（そうおう）氷鷲（ひょうじゅ）。母、鷹丘重（せんり）。妹、雨音（あまね）火丁（あかり）。

■見えざる干渉（インヴィジブルハンド）、潜入部隊のかっこう、三〇四。表情を作らず、あまり感情も見せず、平坦な口調が本質だが、一息でその雰囲気をがらりと変える技術を有している。影使いとも呼ばれ、相手や己の影を操作する術式も使う。

■蹄（ひづめ）花楓（かえで）■

■２０５５年

■蹄流針術（しんじゅつ）の継承者。本質的にはギャンブル好きで、命を賭した勝負を好む。天魔幽（かく）もまた、その本質がある故に、共に在る。名前や、柔らかい物腰から初見で女性と間違われることもあるが、男。武術家の領域からは早い段階で外に出て、社会経験を学ぶが、基礎を疎かにしてはいない。

■転寝（うたたね）夢見（ゆめみ）■

■２０５５年

■エスパーだが、大きな暴走を仲間が止めてくれた機に、ＥＳＰを自己封印して一般人になるが、それでも情報集めなどは防衛の意味合いも含めて欠かしていない。世界崩壊時に封印を解除して表舞台に立つ。

■父、転寝熟（じゅく）。姉、転寝午睡（まどろみ）。妻、酒井（さかい）景子（けいこ）。娘、コロネ。

■皮肉屋で、一言多いとよく言われる。面倒見はとても良い。

■転寝（うたたね）熟（じゅく）■

■２０５５年

■最高峰のエスパーであり、若い頃は日本各地を出歩いていた。旅が好きで、魔術素材などを探して売ることで生計を立てていた。当時、海王竜（リヴァイアサン）と出逢い会話をしながらも、生き残っていた唯一の人間。

■娘、転寝午睡（まどろみ）。息子、転寝夢見（ゆめみ）。

■波多野（はたの）陣仁（じんじ）■

■２０５６年

■わけあって安堂（あんどう）家に引き取られ、恨みを抱いている人物。逆恨みだと理解しながらも消しきれず、安堂暮葉（くれは）を殺そうとするが、失敗。その後、米軍の訓練校へと強制的に入れられ、軍人として生きた。

■姫野（ひめの）ことね■

■２０５６年

■ＶＶ-iP学園の農業科に所属し、ハウス園芸管理部に入っている。部長である安堂（あんどう）暮葉（くれは）と行動を共にすることも多くなり、付き合いだした。明るい性格で少しうるさい。

■喜多村（きたむら）静花（しずか）■

■２０５６年

■ＶＶ-iP学園の美術科に所属し、ハウス園芸管理部に入っている。デッサンを好んでいて、いつも描いている。基本的に物静かで、黙っていることが多い。

■沢村（さわむら）まい■

■２０５６年

■別名、アリス・ザ・リッパー。電子戦公爵位を持つ、電子戦のスペシャリスト。潦（にわたずみ）兎仔（とこ）と付き合っている。電子戦の師匠はベル。一歩でも電子戦に足を踏み入れた者は、誰もが知っている人物だが、本人を知る者は少ない。

■砂野（さの）ゆう■

■２０５６年

■サーバの手配屋をやっている。単体でもそうだが、部屋と一緒に手配することも多く、その範囲は多国に渡る。究極の無精者で、家から出ようとしないし、陽光も嫌っている。だが仕事はする、生きて行くために。だが外には出ない、何故なら面倒だからだ。

■斎賀（さいが）あすか■

■２０５６年

■陰陽師（おんみょうじ）の家系だが、家業は継いでいない。砂野（さの）ゆうに惹かれて、身の回りを世話するような家政婦じみた仕事もしているが、手を出される気配がない。泣きそう。