2041年~2042年


■アクア■

■2041年

自動人形オートマタの長女。基礎素材としてアクアマリンが使われている。屋敷の管理を任されており、魔術特性は形型クリートで、場を区切ることを得意とする。エミリオンの屋敷にて侍女をしている。




■ガーネ■

■2041年

自動人形オートマタの次女。基礎素材としてガーネットが使われている。エミリオンの屋敷で侍女をしており、主に調理場に立つ。また、エミリオンの一番弟子であり、刃物の創造に傾倒している。




■シディ■

■2041年

自動人形オートマタの三女。基礎素材としてオブシディアンが使われている。エミリオンの屋敷で侍女をしており、主に庭の手入れなどをしている。魔術に関して興味が強く、好奇心が旺盛。偽装具現フェイクの特性を持つ。




たちばななな

■2041年

■橘家の次女であり、暗殺家業は行っていないものの、有している技術は姉に匹敵するレベル。ただし、それを実際に目にするほど、戦闘行為をしてはいない。

中原なかはら陽炎かげろうとの間に、娘の橘よんがいる。

■喫茶SnowLightでアルバイトをしている期間が長かったものの、未だにディスクの再生作業などはやならない。




鷺ノ宮さぎのみや散花さんか

■2041年

■鷺ノ宮事件の中心人物にして、事件発生時点で命を失った人物。すべてを妹のこれからに託して命を落とした。鈴ノ宮すずのみや清音きよねとは幼少期から付き合いがあり、親しい相手。この結末についての後処理も、ある程度は任せてあった。




神鳳かみとり雪人ゆきと

■2041年

■鷺ノ宮事件にて、全てを飲み込んで時間を渡った。神鳳流柔術の使い手にして、空間移動を可能とする魔法師。おおよそ十年後に再び現実へと戻る。その先、世界崩壊時には、己の存在のいびつさを自覚していたが故に、風龍エイクネスとなるため、己を柱とした。




■エルムレス・エリュシオン■

■2041年

■日本名は椿つばき縷屡るる。白色の服を好み、白白しいほどの白色と呼ばれることもある。魔術師としての影響力は協会、教皇庁にもおよび、その特性は魔術ルールと呼ばれる。普段は屋敷で生活をしている。

■妻、陽ノ宮ようのみやひなた。

■世界崩壊時には相当な活躍をした人物だが、それを知る者は少ない。盤面を眺められる三人のうち、一人。残り二人は魔法師であるため、崩壊時には彼しか残らなかった。肉体時間の停滞オーディナリィループを持ち、似た人物を屋敷に集めている。




小波さざなみ翔花しょうか

■2041年

■鷺ノ宮家の次女。鷺ノ宮事件当時、唯一生き残った一人。生まれつき、可能性を正確に導き出す技術を有していた。それは未来予知などではなく、先を見通すための単なる技術である。

■旦那、雨天うてんあかつき。息子、雨天紫花しか。娘、鷺城さぎしろ鷺花さぎか




久我山くがやま桔梗ききょう

■2041年

■久我山家の長男であるが、久我山流糸術しじゅつは継承していない。自分が壊れかけであることを自覚していたがゆえに、解決策として原初の書ツァイヒングを探していたが、間に合わなかった。ただただ世界の記録を己の中に刻み続けるだけの魔法師、永続情報収集器官ラッシュトゥ・ラッシュと呼ばれる。

■妹、久我山紫月しづき




中原なかはら陽炎かげろう

■2041年

■中原流薙刀術の継承者だが、実家を出て暮らすようになってから、基本的に薙刀は持たないようにしていた。何故ならば、薙刀だけでは何も通用しない現実を見たからだ。狩人の知り合いも多く、多少の影響を受けた。

■妻、たちばななな。娘、橘よん




久我山くがやま紫月しづき

■2041年

■久我山流糸術しじゅつの継承者。幼少期から各地を出歩いていたため、独特の方便が混じった言葉を使う。武術家としてはかなりの実力者であり、学生時代からもう雨天うてんの師事を受けていた。朧月おぼろづき咲真さくまの侍女をしていたことも。久我山の旅館の女将。

■旦那、梅沢うめざわ和幸かずゆき。娘、梅沢なごみ。息子、久我山ちがや




夜笠やがさ夜重やえ

■2041年

■封印指定区域で生きていた女。いつ名を貰ったのかも覚えがない。また、刹那せつな小夜さよの左足を喰った人物でもある。通称は対解タイカイとも呼ばれ、対術式の解体術式を使う。エミリオンの試作品ナイフを二つ所持しており、太ももに隠している。やや大きめのナイフであり、都鳥の小太刀二刀と手合わせをしたことも。遠々路とおえんじ紗枝さえの相棒として鈴ノ宮に所属する。




女王陛下の御心ビショップビハインド

■2041年

■通称はハインド、ランクS狩人。ジニーとは昔からの知り合い。幻想種ファンタズマである親指のフォトに仕えている。湯浅ゆあさあかの養父。




如月きさらぎ夢撓むじな

■2041年

■過去と現在の狭間に幽閉され、相手の望むものを対価と共に与える商売をしていた。世界崩壊時、現在と未来の狭間にいた妻と逢うことができた。

■父、如月槻寝つきね。母、如月美登里みどり。妻、如月よう。娘、如月寝狐ねこ




梅沢うめざわ和幸かずゆき

■2041年

■刑事を目指し、警部補にまでなった一般人。自宅にあるステレオ設備は、かつて名無しの少女が所持していたものを、箕鶴来みつるぎ狼牙ろうがを経由して貰ったものだが、本人はそのことを知らない。

■妻、久我山くがやま紫月しづき。息子、久我山ちがや。娘、梅沢なごみ。




凪ノ宮なぎのみや風華ふうか

■2041年

■風の魔術師であることから、北風の末裔ノースウインドと呼ばれることも。友人であった久我山くがやま桔梗ききょうを亡くしてから、エミリオンの屋敷で過ごす。

■旦那、ジェイ・アーク・キースレイ。娘、マリーリア・凪ノ宮・キースレイ。




蒼凰そうおう氷鷲ひょうじゅ

■2041年

■野雨の警部。ベルとの付き合いもある。

■妻、鷹丘たかおかせんり。養子、鷹丘少止あゆむ。養女、雨音あまね火丁あかり。弟、蒼凰蓮華れんか




■フォルセット・リンナル・フォト■

■2041年

■夜の王、その親指から生まれた幻想種ファンタズマ。金色の従属に分類され、高い再生能力を持つ女。人間を見下す傾向にある。通称は親指のフォト。




■アルフレッド・アルレール・アルギス■

■2041年

■夜の王、その薬指から生まれた幻想種ファンタズマ。金色の従属に分類され、高い再生能力を持つ男。刹那せつな小夜さよに血をわけた。人の世に紛れて生きている。




数知かずち一二三ひふみ

■2041年

■橘の分家の一つ。現在と過去の狭間に取り込まれてしまったが、鷺ノ宮さぎのみや事件に際して現実に戻ることができた。生粋の陰陽師おんみょうじであり、符術を得意としている。

■妻、朧月おぼろづき咲真さくま。娘、朧月無花果いちじく




涙眼るいがん

■2041年

■天魔百眼ひゃくがん一眼ひとつめ雨天うてんあかつきの天魔。名前の通り、いつも水気が多く、すぐ泣く。




怯娘きょうこ

■2041年

■天魔鏡娘きょうこの写し身であり、都鳥りょうの天魔。おどおどしてる。




吹雪ふぶきかい

■2041年

■診療所を経営する医師。学生の頃から刹那せつな小夜さよ花ノ宮はなのみや紫陽花あじさいとは知り合い。二人の間を仲介していると思いきや、実は何もしていない。

■母、吹雪ふゆき。妹、吹雪えつ




花ノ宮はなのみや紫陽花あじさい

■2041年

朝露の花ウィルフラウの名を持つ狩人。マーデの後継者だが、徹底して受動的。暇さえあれば寝ているような人物。刹那せつな小夜さよとは犬猿の仲。伸縮志向魔術フォーシスを扱う。肉体時間の停滞オーディナリィループを持つため、長生き。

■兄、花ノ宮鈴蘭すずらん




刹那せつな小夜さよ

■2041年

■封印指定区域でベルに拾われた。狩人名は瞬刹シュンセツ空間転移魔術ステップを扱う、ベルの後継者。薬指のアルレールに血をわけられたため、ほとんど吸血種として生きている。金色の従属であるため、再生能力が高いだけで、身体能力は人間に準拠している。

花ノ宮はなのみや紫陽花あじさいとは犬猿の仲。お互いが傍にいると既視感に襲われ続けるため、それが原因だとされているが、世界崩壊後になくなったのに、やっぱり仲は悪かったが、じゃれあっていただけかもしれない。




白輪の大花パストラルイノセンス

■2041年

■通称はラル。本名は帯白おびしろ結衣ゆい。現場百回、なんて昔ながらの調査方法を行う狩人で、それなりに広範囲の依頼を引き受ける。元は錠戒じょうかいと呼ばれる教皇庁魔術省の組織に属していたが、鷺ノ宮事件の際に抜けた。

■旦那、イヅナ。養女、まどかつみれ。

■嘘が吐けなくなる、という術式の領域を広げることが可能。あちこちに顔を出すが、いいように使われている感じが否めない。




陽ノ宮ようのみやひなた■

■2041年

■陽ノ宮の生き残りであり、肉体時間の停滞オーディナリィループを持つ女。あまり口を開かず、ぼうっとしているように見えることが多い。

■旦那、エルムレス・エリュシオン。




■アイギス・リュイシカ■

■2042年

■軍属時代、刹那せつな小夜さよの同僚として、彼女の騒動に巻き込まれた、最初のエグゼエミリオン三番目の所持者。元傭兵だけあって生存技術が高く、戦闘よりも戦場を得意とする。

■その人生の終わりは、朝霧芽衣に刃物ごと存在を喰われることとなってしまった。油断一つ、運が悪いだけで死ぬ戦場で生き残った彼女にしては、後悔の終わりだった。その現実に、言い訳ができなかったことを、彼女が誰よりも知っている。ゆえにそれこそ、彼女の生き方であった。




■ケイオス・フラックリン■

■2042年

■軍属にしてランスに所属している。刹那せつな小夜さよの同僚で、鷺城さぎしろ鷺花さぎかの訓練を受けた。魔術特性は停止スライド。基本的には軍人気質。狂狼きょうろうを探していたのは、エルムから命令を受けたから。

■最終階級は少将。狩人ではないにせよ、第二のジニーと呼ばれるくらいには、米国にも貢献し、名が通っていた。本人はそんなこと、一切気にしていない。




■ジェイル・キーア■

■2042年

刹那せつな小夜さよの同僚で、元海賊の狙撃手。海兵隊から海軍学校に入り、見えざる干渉インヴィジブルハンドに拾われる。組織解体後は、日本の鈴ノ宮すずのみやへ。

■海が好きで、潜水艦を好む。海王竜リヴァイアサンに遭遇しかけたことも。




■コニー・デイヴィス■

■2042年

JAKSジークスの上官になってしまった哀れな少尉。同情だけはよくされ、よく振り回された。軍部から組織への引き抜きができる人物を探す役目もあった。




■メイファル・イーク・リスコットン■

■2042年

ランスに所属の狙撃手。対物狙撃アンチマテリアルを得意とし、記録も持つが、公式戦で行ったわけではなく、実戦の記録。軍人というより傭兵に近い立ち位置で、ほとんどは予備役よびえき。加齢と共に現場へ行く数も減ったが、腕前は健在。

■旦那、前崎まえざきかんなぎ。長男、前崎あけび。次男、前崎鬼灯ほおずき。養女、鈴白すずしろあやめ。

■三二〇七ヤード、装甲戦車撃破、ワンヒットキル十一秒五連続射撃。




■レリラ■

■2042年

■野雨の封印指定区域、蒼の草原で刹那せつな小夜さよに一時期育てられ、傭兵団である棺桶屋に所属する男。




■リレラ■

■2042年

■野雨の封印指定区域、蒼の草原で刹那せつな小夜さよに一時期育てられ、傭兵団である棺桶屋に所属する女。傭兵団解体時に死亡している。




■シャフェ・ラレ・フェグント■

■2042年

■傭兵団、棺桶屋の団長の女。仕事として封印指定区域、蒼の草原を調査する途中、刹那せつな小夜さよに出逢い殺されかかるが、レリラとリレラを押し付けられ、脅される。ただ結果として、良い団長となって部隊をまとめた。



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