第64話 空中盆栽対空飛ぶ鯨 その5
第2ラウンドはヘルグリム帝国が先手を取った。
「アニー、ソルトタイフーン発射だ!!」
進太郎が命じる。
「イエス、マイロード♪」
アニーがスイッチを押すとダイマッコウ号の口から強烈な嵐が吹き放たれる!!
ソルトタイフーン、ダイマッコウ号が取り込んだ海水を原料にした兵器である。
塩が含まれているので金属なら腐食し、敵が植物なら枯れる!!
案の定、ソルトハリケーンを浴びた吸血樹は苦しみだした!!
「がっはっは、やはり塩への耐性は得ておらんかったか♪」
ゴート66世は敵が植物なら塩が効くと考えていた。
例え枯れなくても、大量に塩分を取り込めば敵を高血圧に出来るとも。
塩には、原理は割愛するが金属を腐食させたり植物を枯らす効果がある。
ギャーーーーーッ!!
苦悶の叫びを上げながら枝を伸ばし暴れる吸血樹、だがダイマッコウ号に錨を
打ち込まれているため逃げられない!!
「さて、バックアップは任せて。乗り込むぜ、おじいちゃん!!」
進太郎とゴート66世がクロスし、デーモンブリードに変身する!!
ブリッジを出て開いたハッチから、翼を広げて飛び立つデーモンブリード。
吸血樹の懐に乗り込むと、着地した土の中からボコボコともとは犠牲者であった
死体のニュータント・・・・・ゾンビが出てきて襲いかかってきた。
「うっ、こいつら犠牲者か?」
デーモンチョップで、ゾンビを打ち倒しつつ進むデーモンブリード。
「哀れじゃが、慈悲を持って容赦なく成敗じゃ進太郎!!」
ゴート66世が激励する、犠牲者に安らかな眠りを与えるのがこの場合の優しさだ。
ダイマッコウ号がビームを射ち、援護射撃で助ける。
ゾンビの群れを切り抜けて吸血樹本体に近づくと、突然足元が割れて根が襲い掛かりデーモンブリードの手足を絡め取る!!
「・・・・・ぐぁっ!!」
手足だけでなく、胴体も絡め取られて締め上げられるデーモンブリード!!
果たして、彼はピンチを切り抜け吸血樹を打倒できるのか?
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