童話怪人襲来編
第49話 お祭りの敵を撃退せよ!!1
進太郎達は、無事にロシアから帰国していた。
またやりすぎたと進太郎は落ち込んでいたが、ロシア政府
からはクレームは無くむしろ早く帰ってくれと言わん
ばかりに事件の翌日には機上の人となった。
帰ったら帰ったで、アニーとフランとメイの三人にいつもより
も多く子種を絞られた進太郎であった。
「あ~、やっぱり日本は温かい♪」
背中に猿王神社と書かれた半纏を着た進太郎が、元気や博士に刑
といった学友達と椅子を運んだりと働いていた。
ここは、ヘルグリム帝国大使館の近くにある猿王神社。
川原春子の実家の神社で、島の鎮守である。
桃ノ島は、桃太郎の伝説があり町の名前は桃太郎のお供から取られていた。
町は今、鬼退治祭りの準備で盛り上がっていた。
はるか昔、鬼の城があったとされるこの猿王神社では桃太郎が鬼を退治した事を
記念して鬼退治祭りと言う祭りが催されていた。
今でも、地元のご老人達には人気の祭りである。
地域を大事にするヒーロー組織、ヘルグリム帝国も全力で取り組んでいた。
三メイド達もゴート66世も半纏を纏い働いていた。
「・・・・・・悪魔が神社で働くって、シュールでござるな。」
博士がつぶやく。
「悪魔は自由だというのが、家の方針だから。それにこっちの世界の悪魔と
俺達は全く関係がないから、キリスト教とも喧嘩してないしクリスマスも
ハロウィンもやるぜ?」
と進太郎が答える。
「俺、進ちゃんの家で初めてハロウィンパーティー体験したぜ♪」
元気が博士に自慢する。
「その内、悪魔の組合とかから文句が来そうでござるな。」
博士は呆れていた。
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