第28話 私と海に行くんだよ!!その4

人気の少ない、というか自分達を警戒して一般人が近づいてこないのに

気づかないメイドと少年。


時間も昼時、シートを敷きメイの作った弁当を食べることにする。

「ところで、何作ったんだ?」

メイに尋ね、メイがバスケットを開けると中身は山羊100%のハンバーグ

に山羊の焼肉と山羊尽くしでパンがハート型の、お手製ハンバーガー。


パンが赤いのは山羊の血を染み込ませたそうだ。


「さあ殿下、私の愛と精力剤を混めた精がつくバーガーを

召し上がって下さいませ♪そして私も召し上がってくださいませ♪」


凄いさわやかな笑顔で、精力剤を一服盛ったバーガーを進太郎に差し出すメイ。


「ささ♪お口を、あ~ん♪してくださいませ♪」

一旦引っ込め、包みを開けて再度差し出すメイ。


進太郎は覚悟を決めた、俺は俺を慕う彼女達の愛を全て受け入れると。


「あ~ん♪」

とメイの持つバーガーにかぶりつく、バーガー自体の味は美味かった。


行儀悪いが、ガツガツと貪るように一気に食う。


「ごちそうさま♪」

口の周りにソースとかつけて、子供のように笑う進太郎。


「まあまあ殿下♪お口の周りが♪」

メイが進太郎の口の周りを舐めて行き最後にキスをする。


見つめ合う目と目、重なり合う唇、リア充爆発である。


二人の世界を作り上げ、メイは至福の時を迎えていた。








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