日陰の騎士道物語

登場人物

登場人物紹介

＜王族＞

リーゼ・フローレンス――騎士王ミステリアの娘であり騎士の国の王女。好奇心旺盛で活発な性格をしているお転婆娘。剣の稽古を付けてもらっている。

ミステリア・フローレンス――騎士の国の王。【精霊】の銘を持つ騎士であり、今は騎士王と呼ばれている。

フランク・フローレンス――騎士王ミステリアの夫。ボルドー家前当主の末子。二人は恋愛結婚で結ばれている。剣の腕に関しては左に出るものはいない。

＜王の剣＞――騎士王によって選出された銘持ちの騎士たちによって構成される組織。王都が持つ最大の軍事力。

ブロンソン――王の剣。【日陰】の銘を持つ騎士。酒が好きな陰気な男。元農奴であり、かつて騎士王とその兄と共に旅をした仲間の一人。

アレクセイ・アイン――王の剣。【日向】の銘を持つ騎士。騎士の中の騎士。西部貴族のアイン家の長男。真面目で正義感の強い若者。アレクと呼ばれる。

ケイオス・フローレンス――騎士王の兄。王の剣。かつてミステリアとブロンソンと共に国中を旅した。勇敢であり、無鉄砲な男。

グラットン・ストー――王の剣。【巌窟】の銘を持つ騎士。受けた恥辱は決して忘れず復讐を果たす執念深い男。ストー家の前当主であり、家督は息子に全て引き継がせている。

ダンテ・モンテグリフ――王の剣。王に対する忠義に厚い老齢の騎士。王の剣の中でも一、二を争う剣の使い手。

イルシュミナ・デルモン――王の剣。五大貴族デルモン家の娘であり、北極線に築かれた長城砦の守護を命じられた城主でもある。