「屋上の紫蘭」

煩先生

 

深夜の虹が

強く煌いて

泣虫な僕に

嘆美を育む


傷物の翅で

信じた風に

独白は絶え

貴方が宿る


排気の汐が

苦く蝕んで

我儘な僕に

暗喩を嘯く


最愛の歌で

感じた夢に

痛覚は褪せ

貴方が遺る

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「屋上の紫蘭」 煩先生 @wazurai

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