花の滴

雨を受けた花びらの上

すべる水にほのかな香りを移して

あなたに捧げましょう

あなたは大きく口を開けて

滴が落ちるのを待っていて


わたしの香りのする水を


あなたは『蜜』と思うかしら

それとも『毒』と思うかしら


それはあなたのココロのままに

わたしをその手で手折るまえに


あなたの舌で感じてみせて

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