第13話 まとめ

 カクヨムユーザーミーティングVol.4は、ほぼ2時間で終了しました。

 何を言っているのか理解するので精いっぱいで、何を質問したらいいのかもわからず、あっと言う間に終わってしまいました。


 あれも聞けばよかった、これも聞けばよかったと、家に帰りました。

 下準備が足りなかったと反省しました。


 もっと、ファンタジー以外のことを聞きたかったです。

 恋愛小説はどうなのかなど。


 やっぱりカクヨムさんはファンタジーで、なろうで人気の異世界転生もの以外を書いてもらいたいということなのでしょう。


 第一部で話してくださった、ファンタジア文庫・ドラゴンマガジン編集部の方々は、そうお考えなのだと思いました。


 私には『十代、二十代の男性をターゲットにする』は難しいです。

 ユーザー登録されている方も、そのあたりがほとんどだそうです。


 円グラフは女性も40%くらいいたように見えましたが、参加者はほとんど男性で、見た感じはもう少し年齢が上な気もしました。

 外見で年齢を当てるのは苦手なのでわかりませんが。 


 おじさま風な方が目立っていたので、そう思ってしまったのかもしれません。

 熟練な方々が多数のような印象を受けました。


 こちらも構えてしまって、話しかけられなかったというのもあります。

 なんか緊張してしまいました。


 純粋なカクヨムさんのユーザーでもないし、なろうから来たわけでもなかったので……。


 ところで、今まで『なろう』と、呼び捨てにしてましたが、『なろうさん』ですか? サイトの名前に『さん』って付けると、サイトの擬人化みたいですね。


 話を戻します。



『先入観で決めつけてしまうのはもったいない』と、常々思っているのですが、この時は先入観でガチガチになっていたのではないかと思いました。


 入り込めない何かがありました。

 初心者のための会ではなかったのかもしれません。途中から薄々そうそう思いましたが……。


 それに、『カクヨム』という共通の話題が私にはありません。

 カクヨムさんではエッセイしか書いてないので、よくわかりません。

 あんなに愛くるしいトリさん(仮)の存在すら知らなかったのですから。


 今まで狭い世界を見ていただけだったのだと思いました。

 私はパソコンの前で書いていただけです。


 自分の足で歩いて、旅をする。

 それが好きです。


 でも、今は、頭の中で旅をしています。

 それを、ファンタジーと呼ぶのなら、いくらでも書くことができます。


ということにして、がんばりたいとは思いますが、読んでもらうにはどうしたらいいかです。それが知りたかったのですが、結局、やってみないとわかりません。


 噂に聞くクラスターも、なんとなくですが、垣間見られたような見られないような。自分がそうですと言っている方がいらっしゃいましたが、まだモヤっとしています。


 あの会場にいた人と仲良くなればわかるのか?

 でも、仲良くなるための集まりなら、もう少し時間が欲しいです。


 第二部がその時間のような気もしましたが、食事をして、データを見せてもらって質疑応答もあって、というのを1時間では厳しい気がします。

 食べるのならそれに集中して食べたいですし、トリさん(仮)とのたわむれの時間も欲しいです。


 お友達を作るための集まりではないと思いました。

 トリさん(仮)との戯れの時間は外せませんが。


 では、何のため?

 カクヨムさんに小説を書かせるための集まり?


—— ファンタジー書いてね。ついでに言うと、エロ禁止。

 これが、カクヨムさん側のメッセージ?




◇◇◇




 小説について、ということなら、何時間でも話していられます。

 文学的なのは無理ですが。


 自分が好きな小説ならいくらでも話せます。

 だた、そんなに読んでません。


 読むよりも、書く方が好きです。

 マンガの方が読みます。


 暁のヨナとか俺様ティーチャーとかアルスラーン戦記とか。

 海街diary、タンポポに降る雨、SUPER LOVERS、夏目友人帳、七つの大罪、名探偵コナン、ノラガミ……。


 今、自分の周囲に放置されてたマンガの題名です。

 小説は走れメロスとギリシャ・ローマ神話だけです。


 マンガはけっこう読んでます。

 何気なく手にして、気が付くと読みふけっています。


 そういう小説を書きたいです。

 気が付くと、読んでしまってて、面白かったというような。



 でも、やっぱりマンガもWebでは読みません。

 出先で電車に乗っている時などは読みますが、それだって本当に時間つぶしです。


 Webで読んでみて、面白かったから買ったのは「きょうは会社休みます」だけです。13巻まで、すべて持ってます。全巻そろえると6千円弱です。


 紙だと手元に残るから嬉しいです。電気代もかからないし。

 そう考えると、書籍化って大事ですね。



 ネットでタダで読んでみて、面白かったら有料へ。

 これが、出版社さん側が望む流れだと思います。


 私も読者としてはこれが望ましいです。

 中身がわからないのに購入なんてできません。


 そういえば、アニメを観て面白かったら書籍購入は多いです。

 さっき挙げたマンガは、ほとんどアニメ化しています。


 自分の小説がアニメ化するまでを考えてみる。

 そんなのおこがましい。私は細々書ければいい。と思います。


 でも、もしかすると、そこまで考えて書きなさいということかもしれません。




◇◇◇




 食事をする前に、カクヨムさんの偉い人が、ご挨拶をしてくださいました。

 そのおじさまが前に立って話しているのに、なぜかシュポっと、飲み物の缶のプルタブを開ける音が響きました。


 みなさん、お話を聞こうとシンとしている中、その音はかなり響きました。

 すると、あちらこちらからシュポっ、シュポっと……。


 マナーはわかりませんが、話を遮るくらい大きな音を立てるのはまずいですよね。おじさんに嫌がらせをしているのか? と、少しハラハラしてしまいました。


 やっぱり、人と人が会って話をするのって、いろいろと大変ですね。

 なんだこいつらはという顔をするのかと思っていたら、おじさまは苦笑くしょうして、でも、にこやかにお話を続けました。


 思ってたより、怒ってない?

 なんだこのこもりニートもどきどもがって、思わないの?


 心配でお話が入ってこなかったのですが、でも

「今は、黎明期れいめいきです」

とおっしゃいました。


 その言葉がストンと入ってきました。

 辞書で引くと『新しい時代・文化などが起ころうとする時期』と出ます。


 夜明け前の、一番つらい時期。

 でも、暗闇から太陽が昇る、美しい瞬間。


 幕末で竜馬とか……。

 幕末はテリトリー外なんですけど。


 カクヨムさん、やってみようかな。

と、思いました。


 たしかにWeb小説は、まだガチャガチャしてる感じがします。

 でも、これからお日様が昇るのなら、我慢しようかなと。


 それに、やっぱり、お話を書いているの、大好きなんです。

 書いて読んでもらえる場所があるなら、がんばりたいです。




◇◇◇




 もちろん、他に書いている話はきちんと書き上げて、様子を見ながらと思いました。comicoさんなどで絵師さまからアイコンをお借りして書いている物は、持ってこられません。

 だから、それはきっちりと書き上げます。


 一人でも読んでくださる方がいるなら、がんばって書き上げないといけません。

 ……いくつかエタってますが。


 やっぱり、私は人に会って話して、ようやく気持ちが伝わると思っています。

 メールやLINEやツイッターでは、本当の意味は伝わりません。


 会って話しても、伝わらない時は伝わりません。

 でも、文字だけよりも、声だけよりも、顔を見て話すと伝わります。


 LINEの文章見てブチ切れたけど、会って話したら誤解だった。ということも少なくありません。

 彼氏と別れるときも、電話やメールではなく、会って心の底から思いっ切りののしり合うくらいのことをすれば、あと腐れなく次に進めます。



 カクヨムさんは、自分の足で会社の建物まで行けて、京都からはるばるいらしたシステムエンジニアさんや、本を作っている編集さん、カクヨムさんのために働いている方々を見ることができました。


 それに、遅刻しても追い返さずに、丁寧にお話をしてもらえました。

 ものすごくありがたかったです。


 エレベーターの男性も、可愛らしかったです。

 たとえ作り笑いだったとしても、カクヨムさんのスタッフさんたちは、笑顔で迎えてくださいました。


 そして、「BL、書いてもいいですよ」と言ってくださいました。

『書いてもいいけど書いたら飼い殺し』かもしれませんが……。


 でも、書いていいと言ってもらえたら、素直にファンタジーに行けそうな気がします。ファンタジー、ホントはとっても大好きなんです。


 書きかけの自分のファンタジーを見つけて、

「これ、続き、書きたいかも」と思いました。



 他のサイトと比べたら、いいような気がしました。

 まだ、門がちゃんと開いているような。


 詳しくはわかっていませんが、カクヨムBANも、読者のことも、作者のことも考えてくれているような気がします。


 少なくとも、知り合いがいない私にはありがたいです。

 クラスターは新規参加者には不利なシステムのように思えます。


 Web小説は、まだ未知の領域が多いのだと思います。

 いくらでも形を変える、モンスターのような物。


 人の心の数だけ形態が変わり、それらを飲み込んでしまう物。

 それを探りながら、手探りでやって行こうと思いました。




◇◇◇




 そういえば、はじめにカドカワさんのビルを見た時感じたデジャブ。

 いつ見たのか、地図を見てわかりました。


 東京大神宮に行った時、近くをフラフラしていて通ったようです。

 本当に東京都は、駅と駅の間が短くて、どこに何があるのかわかりません。


 近くに用事があった時、歩いていたら東京大神宮に着きました。

 後で知ったのですが、縁結びで有名な神様だったようです。


 その時からご縁があったのですね。

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