第3話 禁断の2ちゃんねる

 2chは電子掲示板のことで、スレッド(スレ)というものにいろいろな人の意見が書き込まれています。

 良くも悪くも有名ですね。


 私のような一般人には恐ろしい世界です。

 ただ、ある程度の情報が得られます。


 読む人の取捨選択が必要になってくるのかな? と思います。

 グーグルで『カクヨム2ch』と検索して、出てきたものを読みました。


 ただ180もあると(4月のはじめくらいは、それくたいだったように思います)、そこからユーザーミーティングvol.4の情報を探すのは、面倒くさそうです。


 ぱーっと流し読みしていると、気になる言葉がありました。

『クラスター』です。


 どうも、仲間内で★を送り合うシステムのようです。

「ダメだろ、それ……」私の意見です……。


 読んでいるならともかく、読みもせずに★をつけるとか。


 たまに、評価の高い作品を読んでも、面白くないと感じてしまうことがあります。

 カクヨムさんじゃなくて、他のサイトで……。


 今時いまどきの人たちの感性と私の感性が違っているのかな? と思ってしまいます。

 人には好き嫌いがあり、『私は嫌いだけど、完成度は高い』と思える作品の評価が高いのは納得できます。


 私は嫌いだけど、他の人が好きな作品。

 サクサク読めるし、安定した感じで、けど、読めないことはないお話。そういう作品の評価が高いなら、それを『好き』と思っている人が多いということで、ある程度の参考になります。


 でも、日本語崩壊している・読みにくい・ストーリー破綻している・キャラに魅力がない、と思えるのに、評価が高かったりすると、「なんで?」と思います。


 読んで怒りを感じるくらいに面白くもなんともなく、魅力もないのに評価されている作品を見ると、最近の人の感性は、ここまで劣化しているのかと頭を抱えたくなります。


 それが、クラスターという集団を作り、その仲間同士で★を付け合うということをしているのなら、納得ができます。


 ただ、そういうことをしていると、ちゃんとした読者がいなくなってしまいます。

 そのサイトの評価が高い作品を読んでも、「面白くない話だった」となってしまうと、面白くない話がランキングを席巻するクソサイトと思われてしまいます。


 特に、読者が減ってきて、全体的に★のようなものの数が減っていると、知り合いに頼んで押してもらえば、ランキングの上位に行けます。


 読者が少ないサイトでランキングの上位に行くためには有効な手段だと思います。

 ただ、その場合、面白い作品が上位に行くとは限らなくなります。


 面白い、面白くないは、個人の好みの問題です。

 けれど、文章崩壊していて、話もまとまっていないのに★のようなものが多くついている作品を見ると、「ここに書くの、やだな」と思ってしまいます。


 逆に、「こんな低レベルな小説が★多くもらえるなら、私も書こう」という方もいらっしゃるかもしれませんが……。

 でも、読者なら、「こんなつまんない話ばかりのサイトなら、他に行こう」となってしまいます。


 それに、小説自体を、読んでもらえなくなりますよね。

 小説以外に、面白い娯楽はいくらでもあるのですから。


 私は読者がいないサイトに、書こうと思いません。

 なぜなら、読者が少ないのなら、★等をくれる読者も少ないと考えてしまうからです。


 いなくても書きますが、やっぱり閲覧していただいたり、お気に入りにしていただければ、『読んでくれる方がいるのだから、こっちを頑張ろう』という気持ちになります。


 ★がもらえないのは、私の話がつまらないからだと言えます。

 私の感性が、今、求められているものと違うのかもしれません。




◇◇◇




 ほとんど動いていないストリエさんのスレで、カクヨムさんが何度か引き合いに出されていました。

 後で書こうと思っていますが、ストリエさんは閉鎖の危機がありました。

 その後に書かれ、私の記憶にとても残っている言葉があります。


—— 投稿サイトを活発にするには、良い作者を集めて読者を集めるのではなく、読者を集めれば作者が集まってきて、その中から良い小説が出てくるようになる。


というものでした。


 そして、「ストリエもカクヨムも、運営がそこを勘違いしたから、読者が減って作者が減った」と続いていました。

 それを読んで、「カクヨムさんも読者少ないんだ……」と思いました。


 ストリエさんは、投稿してもほとんど読まれません。

 (最近は投稿していないので、傾向がわかりません。すみません。)


 投稿も少なく、新着のところに1日居続けられることもあります。

 投稿してわかりましたが、カクヨムさんは新着にいられるのが数分です。


 『新着』は新しい作品だけが載るのではなく、新しくエピソードを書いて更新すると載れます。人気があるなしに関わらず載れます。


 1ページ目にいられることは大きいです。

 更新すると閲覧数が増えることが多いです。


 1ページ目にいられる時間が24時間以上と数分。

 カクヨムさんの読者数はわかりませんが、投稿者さんは多そうです。


 ただ、このテーマは、卵が先か、鶏が先かになってしまいます。

 それでも、ストリエさんで書いていた経験上、それは正しいように思います。


—— 読者さんがいれば、作者も集まってくる。


 私は2015年9月ごろにストリエさんに書き始めましたが、その頃は読者さんもたくさんいて、読んでもらえて、♡(カクヨムさんでいう★)をもらえるのが嬉しくて、書こうという気持ちになりました。


「Web小説って、こんなに面白いんだ」と思いましたが、2016年の初春ごろから下火になり、夏ごろには動きが微妙になりました。

 その詳しい説明は後述します。


 投稿者の心理としては、読まれなくなって、お気に入りなどをもらえなくなると、

『逃げたい』と思います。


 いくら『小説を書くのが好きです。文章を書くのが好きです』と言っていても、褒められれば嬉しくて調子に乗るし、けなされればがっかりして書く元気を失います。

 それでも、『やっぱり小説を書くのが好き』となってしまうので、病気だなと思いますが。


『あなたの小説、おもしろいです』を表現してくれる『★』。

 これが欲しいという気持ちは、ものすごくわかります。

 いただけると嬉しいし、いただけないとがっかりします。


 もちろん、『他人の評価なんて気にしない。私が小説を書ければいい』という考え方の人がいても、いいと思います。


 ただ、それでお金をもらえるようになるということは、読んでもらって、

『面白い』と思ってもらわなければいけません。

『これならお金を払ってでも読みたい』と思ってもらわなければいけません。


『お金をもらえる小説家になるには、★をたくさんもらわなければならない』

 それもわかります。普通に考えれば、そういう思考になります。


 でも、『グループで★を付け合っている? え? 何それ?』という気持ちになりました。

 それを呼び水にして、読んでもらえるようにするという考え方もわかります。


 けれど、知り合いの小説を見つけたら、『読まずに★をつける』


 それでいいの?

 それで満足できるの?


 ぱーっと流し読みして、さらにびっくりすることが書いてありました。

「フォロワーみたら、ヨミセン(読んでるだけの人)ばかりだった。★がもらえない」


 何のことだかわかりませんでした。

 読者さんに読んでもらえたら、嬉しいんじゃないの? それともこれは、『俺には読者がいるんだぜ』という隠された自慢?


 でも、続きに

「ああ、それは★もらえないよ。残念だったね」

 みたいなことが書いてあったと思います。


 作者には読まれたいが、読者には読まれたくない?

 自慢が書かれたから、こき下ろしただけなのか?


 どういうサイトだ?

 これはカクヨムさんに限られた傾向ではないのか? という気持ちになりました。




◇◇◇



 また、comicoさんのスレを読んでいて、たまに出てきた言葉が「カクヨムBAN」でした。

 「BAN」はアカウントが使用禁止になることのようです。


 複アカ(複数アカウント)を取得し、自分の作品に★やコメントを入れるとBANされるそうですが、作品を読まずに手あたり次第に★をつけて、お返しに★をもらってもBANされるそうです。


 comicoさんのスレでは「あの作者、カクヨムBANされているのに、ここでも投稿している」という使われ方をしていました。


 カクヨムの2chでみたのは「なろうでBANされてカクヨムで上位」ということがあるとか。


 謎は深まるばかりです。




◇◇◇




2chでわかったこと


・ 読者が少ない

・ クラスターと呼ばれる集団が複数存在し、★を付け合っている

・ 小説家になろうでBANされ、カクヨムに来るとランキング上位になれる


 こんな印象を持ち、カクヨムユーザーミーティングvol.4に行ってきました。


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