『けものフレンズ』『魔法少女まどか☆マギカ』に学ぶ創作論
@reitaro
お話が得意なフレンズになりたい
社会人になってみて分かったのは、「今はいろんな人たちに寛容になっている」というのは嘘だったか、私が期待しすぎていた、ということです。もっとも、私が社会人の仲間入りをする前はもっとひどかった可能性もありますが。
次の日も仕事だというのに当たり前のように宴会、グラスになみなみとビールを注がれ、上司の席を回ってご機嫌取り、同僚とするのは結婚や家の話。そういうものと無縁なオタクにとっては金をはらってするサービス残業と同義。正直しんどいです。「こんなはずじゃなかった」と心の中で叫ぶ毎日です。
それ故か、とまでは言えないかとは思いますが、『けものフレンズ』が大ヒットを叩きだしたのは、「お互いの違いを尊重しあい、助け合う」というありきたりながら難しい、けれどもとても大切なメッセージが、社会の荒波に揉まれ、心がすさんだ社会人オタクに一筋の清涼をもたらしたことが一因であると考えられます。
今日、東武動物公園にてけものフレンズとのコラボイベントが始まりました。アニメが社会現象となり、駅の電子掲示板にでかでかと広告が張られたり、コンビニなどとコラボを行うことは珍しくありません。しかし、『けものフレンズ』が動物のアニメであるとはいえ、マジョリティヘテロマンのお出かけ先である動物園で堂々とコラボをぶち上げるという暴挙、いや大挙を成し遂げてくれました。
本家アプリが終了、予算もスタッフも少ないという逆境の中で、ここまで面白く、ファンを引き付けるような作品となった本作。きっとこれを分析すれば、面白い話を書くコツがなんとなくわかるかな、と思い、この備忘録を残します。
さて、分析を行うには比較を行う材料が必要です。ここで、同じく1クールのオリジナルシナリオのアニメで、かつ社会現象を巻き起こしたアニメを比較対象にします。私がオタクになるきっかけになった『魔法少女まどか☆マギカ』です。
ちなみに、私がこの分析をしてみようと思ったのはふと見かけたとあるツイートが元ネタです。問題があったら消させていただきます。
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