戦いの後のご飯は美味しい!

 その日のナザリック地下大墳墓・第六層:円形闘技場コロッセウムでは、勇ましくも微笑ましい姿が見受けられた。

 長大な金砕棒を肩に担ぎ、反対の手で巨大なラウンドシールドをゴロゴロと転がして行く虎の着グルミを纏ったリュート。


  金砕棒かなさいぼう【=鬼が持つ金棒】   銘:ミーシャ

  着グルミ・アーマー   銘:虎の衣を仮る

  ラウンドシールド   銘:にゃめんにゃよ? 【別名・ニャイギスの大盾?】


 それぞれが、遺産級レガシーとして残された代物を、アインズにより気軽に下賜された品々だが、ナザリックの面々から向けられるのは、神器級ゴッズ・・・イヤ、世界級ワールドアイテムに匹敵する垂涎モノの視線だった。

 ギルド:アインズ・ウール・ゴウンの面々が 乗りと 酔狂な勢いによってあれもこれもと手を加えられた品々を元に。更に、アインズ自らの魔導実験を経た今では、聖遺物級レリッククラスの性能を存分に発揮する。 【詳細は後のキャラクター紹介にて】


 そのリュートが向かう先には、コキュートスが異様な姿を見せて居た。

 大きくのハンマーヘッドの槌を左右で持ち、待ちかまえている。

左右の物を一つづつ手にしている。


  大槌  銘:テラカルス・ハンマー

  武闘扇  銘:破理殲ハリセン


「ヨクゾココマデタドリツイタ。ダガ、ココカラ先ヘト進ムノナラバ、コノ儂ヲ倒シテ行クガイイ!」と威勢よく悪役ラスボスを演じるコキュートス。


「オー!」それに応え、リュートも威勢よく駆け出す!


 そのコキュートスの後ろでは、石柱から何故かがドレス姿で吊るされていたりする。


「うう、何で僕が!?」


   ///   ///   ///


 アルべドは、アインズ様だったならと・・・。

 シャルティアはお仕事中、現場を離れるわけにはいかない、と。

 アウラは・・・似合わないからと逃げた。着飾られる事を恐れ。

 プレアデスの皆は、お仕事に逃げた。さすがに恥ずかしかったらしい?


   ///   ///   ///


 巨大なテラカルス・ハンマーが(コキュートスからしたら)ゆっくりと迫る。【=一流の戦士による必殺の一撃に相当】

 盾で受け止めるが、盾ごとコロコロと横へ転がる様に逃れるリュート。

 そのまま踏み止まれるが、そのままならば、受け止められた時点で、左右上両手の武器が振り下ろされていただろう。三回戦目なので、学習した。


 チャンチャンバラバラと数合、打ち合いが繰り広げられる。


 再度突撃を繰り返すリュート。今度は踏み込むと同時に金砕棒を振るう!

テラカルス・ハンマーのタイミングに合わせ、金砕棒をカチ合わせ相殺!


 弾かれた勢いのまま反転し、今度は引き戻され、振り上げられたテラカルス・ハンマーによって出来た隙、脇を突く様に打ち込むと、カコーン! と甲高い音がした。


「ムウ、見事」


 そうコキュートスが言うと、よよよっとヤーラーレーターとばかりに崩れ落ちる様に横たわった。


「オォー!」とばかりに勝ち鬨を上げるリュート。

解い助けてー!」と嘆くマーレ。


 マーレを解き助けに行こうかという時に。


「お昼ですよー」と、のんきな声が掛けられた。

「キャー!」とばかりにそちらへ駆けて行ってしまうリュート。

「ま、待ってぇー! ほーどーいーてぇー!」と嘆き悲しむマーレ。

「ムゥ、モウソノヨウナ時間カ」とむっくり起き上がるコキュートス。


 声を掛けた当人は、宝箱型の保温保冷機能付き弁当箱≪=デミウルゴス製≫を携えたピッキー。

 中はナザリック特製お子様ランチ。素材を吟味し、料理長手ずから作り上げた数々の料理を、副料理長が盛り付けを担当した一品。

 お子様ランチ特有の旗は、41種類+SECRETモモンガの旗! 全てを集めることが目下の目標。



   ・・・   ・・・   ・・・



 身体の使い方や体術はセバスに。未だ育ち盛り、良く動き、良く遊び、身体の動かし方を学ばせている。

 ツアレも時々混じって鍛えている。

 そのお陰か、ペストーニャ流メイ道初段エキスパートに?

 セバスに気功を学んでいる所為か、皆伝スペシャリストになる日も近い?

 セバスと共に在る為に、仙人系≪=精神系≫にまで昇りつめようとフールーダに弟子入り?


 基本となる戦い方はコキュートスに、身体が未だ小さい事と、リーチを生かせない事から振り下ろしではなく、横薙ぎを基本とした攻撃を主体に戦術を教わっている。

 あとは振り上げによる、下からのち上げ、というよりは打ち上げ? 文字通り、人が食らえば宙を舞う。


 身体能力も上がって来た事から、シャルティアからは槍術の基本を習う。リーチはなくとも、駆け足による突撃槍ランスチャージなら可能だろうとの判断から。

 堅く閉ざされ、更にはバリケードを築いた門扉位はブチ抜ける様になった。


 身体能力が上がったのなら、弓を引く事も覚えるべきだと、アウラが弓術と共にレンジャー技能を仕込む事に。

 一人でお庭大森林にお使いに行ってもちゃんと帰って来られる位になった。

蜂蜜を採ったり、果物を採ったり、茸を採ったり、薬草を採ったりなど。



 トブの大森林に賢王に次ぐ、新たな王が生まれた・・・と噂になっているらしい?



   ・・・   ・・・   ・・・



大槌  銘:テラカルス・ハンマー  作:ぶくぶく茶釜  (某ユーモアのあるウソツキから抜粋)

 訓練用・終決兵器  攻撃力が一兆分の一になるとても軽いハンマー

 これによる一撃を受けた者は≪社会的生命や芸能人生命≫を問答無用で奪われる!?

 某戦争を終結させる為に生み出された決戦兵器 後に厳重に封印


武闘扇  銘:破理殲ハリセン  作:ぺロロンチーノ  (某ユーモアのあるウソツキから抜粋)

 訓練用・大量破壊兵器  その一撃はとても大音量の出る鈍器

 これによる一撃を受けた者よりも、その光景を見た者の理性が大量に破壊され殲滅大笑いする!?

=周囲の爆笑が止まらなくなる。これを受けた者は笑う者に破理殲による一撃を加えたくなり、その間に居る生きとし生ける者笑えるモノが滅ぼし尽くされ、屍人ゾンビ【=加害者を攻撃し続ける】や幽鬼ゴースト【=笑うだけ笑って動けなくなった者】になるまで連鎖する大量破壊兵器  後に厳重に封印

 姉弟してい戦争ケンカ勃発の引き金。


 これが原因でギルドが崩壊寸前にまで追い込まれた原因になったとか?   大嘘

某ギルマスもかつて、これらにより撲殺された事があったらしい。≪後述≫


 ギルド崩壊戦争ケンカ終結後、ギルドの結束は強固なモノとなったそうな。


 ちなみに封印指定のこれら大量破壊決戦兵器はギルドメンバーそれぞれが隠し持って、何時か来るだろう乱痴気騒ぎラグナロクに備えていたとか・・・



 嫉妬マスク配布後、アインズ・ウールゴウンではギルドを上げてマスクを持っている者に対し、これらを横流しした。マスクを持っていない者に対する闇討ち用アイテムとして、暗闘が繰り広げられ、幾つかの他所のギルドが疑心暗鬼で崩壊するといったいわく付きの 対イケメン用大量破壊兵器と 対リア充用決戦兵器。


 後に、これらにはギルド決壊最終兵器の名が付いたらしい・・・    超嘘です



 なお、これらは闇斎黒屁゜D唖あんさいくろぺでぃあの情報を元に作成された・・・らしい!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る