インフレ戦隊オオスギルンジャー
説明しよう！
オオスギルンジャーはメンバーが多すぎるのだ！
リーダーの赤ルンジャーは主人公である！
それ以上でもそれ以下でも無いのだ！
青ルンジャーはイケメンである！
それなのになぜ赤になれなかったかと言えば何かが足りない！
絶望的に何かが足りないのだ！
紫ルンジャーはエロい！
とにかくタイト、タイトなのである！
ボディラインが出すぎてしまい、日曜の朝にはふさわしくないと編集が大変なのだ！
緑ルンジャーは優しい！
優しすぎて私にはもったいなさ過ぎる、とフラれがちなのである！
黒ルンジャーは闇が深い！
敵を倒した後の打ち上げにも参加せず、家にも帰らず、夜の街に消えていくのである！
夜の街で何をしてるかはベージュルンジャーしか知らないのだ！
そのベージュルンジャーは人に流されやすい！
みんながイエスと言えばイエス、ノーと言えばノーなのである！
しかし、黒ルンジャーが何をしているのかという質問に対してだけは必ずノーなのだ！
桃ルンジャーの私服はダサい！
ダサすぎて逆にオシャレなんじゃないかと思ってしまうほどなのだ！
ちなみに下着もヤバいらしいが、それを知ってるのは青ルンジャーだけである！
茶ルンジャーはとにかく貧しい！
老舗そば屋を営む両親の家に生まれ、何の不自由も無い恵まれた幼少時代だったのだが、中学に上がった頃に状況が一変。
堅調な本業の売り上げを元手に他事業に手を出し、耳かきエステサービス付きのカラオケボックスが風営法違反となったところで経営破綻。
ついでに父親が耳かきエステティシャンと浮気していたことが発覚し一家離散。
それでも茶ルンジャーは長男として弟たちを養うために勉強とアルバイトを頑張り、ついにはオオスギルンジャーのオーディションに合格したのである！
しかし、メンバーが多すぎて個々のギャラは引くぐらい安いのだ！
薄紅ルンジャーは手先が器用！
その特技を活かして念願だった耳かきエステティシャンになったのだが、突然の閉店で解雇されるという憂き目に遭ったのだ！
金ルンジャーの衣装は高い！
偽物の金では意味が無いという演出家による謎のこだわりにより本物の金を使っているのだ！
そこで予算を使いすぎたから全員サンダルなのである！
銀ルンジャーの衣装はちゃちい！
銀はどうでも良いという演出家の意見により、本物の銀など一切使っていないのだ！
それゆえ見た目ほぼ灰色である！
小豆色ルンジャーは気が小さい！
戦闘中の爆発音を直に聞くと失神してしまうので常に耳栓をしているのだ！
そのせいで倒した敵の名前を聞き逃し、打ち上げの時にイマイチ話に乗りきれないのである！
深緑ルンジャーは気が短い！
とにかく早く帰りたがるので、最後に全員並んで必殺技を叫ぶシーンでちゃんと居ることはほとんど無いのだ！
焦げ茶ルンジャーは茶ルンジャーと見分けがつかない！
オレンジルンジャーは爽やか！
緋色ルンジャーは気性が荒い！
灰色ルンジャーは途中で裏切って敵に寝返る！
紺ルンジャーも実は桃レンジャーの下着のヤバさを知っている！
空色ルンジャーも実は桃レンジャーの下着のヤバさを知っている！
水色ルンジャーはもう少しで桃レンジャーの下着のヤバさを知れそうなのである！
若草ルンジャーが実は黄緑ルンジャーであることは長官だけが知っている！
青紫ルンジャーは長官と出来ている！
桜色ルンジャーは可愛い！
栗色ルンジャーは渋い！
白ルンジャーは汚れが目立ちやすい！
瑠璃色ルンジャーは……おっと、放送時間がもうすぐ終わるのだ！
と言うわけで次回『まだまだ続くぜメンバー紹介！』をお楽しみに！！
〈了〉
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます