あなたへの想い

@Hinpen

第1話

私は、ハナミズキ。今年の春から高2になった。

幼なじみの、武と同じクラスになったから賑やかなクラスになった。

いつも「ハナミズキ」って大きな声で名前を呼ぶ声が本当に嫌だ。


「おはよ~!武」


「お、おはよう!ハナミズキ」


「武!新学期そうそうから何暗い顔してるんだよ!

もしかして、春休み明けテストでもの悪い点数とって親に怒られたとか?」


武は、ずーっと黙ったままだった。

でも、武はテストで悪い点数を取ったことないからそれえはないと思えた。

授業中も武の方をみて、「大丈夫かなぁ~」って思っていた。


「武!ちょっと来て!!」


武の手を握って、屋上に連れって行った。


「武!何があったの?」


「ハナミズキは…男子と仲いいよな…」


「そうかなな?

まぁ~!私、人見知りないから誰とも仲良く出来るからね!」


「ハナミズキ…男子と仲良くしているところを見ると…心が苦しいだよ!!!」


「急に大きな声出さなないでくれる」


武の目は、真剣な目になっていた。

こんな、真剣な目になってるの武の好きな人に向かって言っているような目だった。


「もしかて...武私のこと好きなの?」


「うん…気づけよ!!!」


「う、嬉しい(泣)」


「バカ!!泣くんじゃねぇーよ!

俺が泣かせたみたいに思われるだろ」


ギュッ


「ハ、ハ、ハナミズキ?!/////」


「武と両想いなると思わなくって・・・(泣)

このままでいさせて(泣)」


よしよし


「ハナミズキの気持ちに気づかず、ごめんな」


「ううん、もう伝わったから大丈夫(泣)」


そして・・・

私達,俺達は付き合うことになりました!♡


「あれ?武ハナミズキと一緒に来てないのか?」


「ハナミズキ生徒会の仕事で、先行ってるんだ」


「そいうことか!

いいよなぁ~武はハナミズキ見ないな可愛い彼女で羨ましい!」


「俺からハナミズキを取るなよ!」


俺は、幼稚園から高校まで一緒でずっとハナミズキのことを想い続けていた。

俺の彼女になってくれてことが、何よりも嬉しい。


「お前の彼女門前で、挨拶してるぞ!

ほらーいけよ」


「おう、じゃー行くな」


「ふぁ~」


「何あくびしてんだよ!ハナミズキ生徒会長」


「だって~寝れてないだもん」


コツ


「痛~」


「生徒会長ならしっかりしろ」


「はい」


いっつも、ハナミズキは眠そうにしてる。

「早く寝ろ」って言っても聞かない。


「生徒会長挨拶をお願いします」


「はい、皆さんおはようございます

今日もとてもいい天気ですね。一日頑張りましょう。」


パチパチ


「ふぅ~緊張した~」


「生徒会長お疲れ様です」


「ありがとう」


生徒会長の仕事は、とても大変で困る。


「ハナミズキ帰るぞ~」


「ね!武大好き♡」


「急に何言うと思ったら、急すぎるぞ?!」


「私はちは、竹永 武のことが大好きです」


「ハナミズキ!大きな声で言うとみんなに聞こえるから、静かに」


「今日ね、武と一緒に帰るのが楽しみでたまらなくって

「早く終わらないかなぁ~」って思ってた」


「かわいいな♡」


2人で歩いて帰ることが、とても幸せ♡


「武送ってくれてありがとう」


「おう、じゃー明日な」


私は、今日からずーっと武との日記を書いていくことにした。

4月23日 (木)

武と一緒にいる時間が、何よりも楽しい

大好き♪


「おはよう!ハナミズキ」


「武…おはよう」


ハナミズキの顔色がめっちゃ悪かった。


「たけ…る」


パタ


「ハナミズキ!?しっかりしろ!!

救急車呼ぶからな」


ピーポーピーポー


ハナミズキは、病院に運ばれ俺はベットに眠るように寝ている姿を見続けることしか出来なかった。


「ハナミズキのお母さんすいませんでした

倒れる前に、具合悪いこと気づいていたのにお出かけさせてしまって」


「ううん、全然大丈夫です

ハナミズキは、武くんと会うことが楽しみで楽しみで出かけることにしたんです

武くんが悪くありません。ハナミズキは、白血病で今日が余命の日だったんです。 息を引き取るまで一緒にいてあげてください」


「わかりました」


ハナミズキのことを、見続けることしか出来なかった。


「た…け…る…?」


「ハナミズキ!ごめん(泣)

病気のことなんで言わなかったんだよ(泣)」


「武に迷惑かけたくないから、言わなかったんだ・・・」


「ハナミズキ好きだよ!

ハナミズキがいなくなること考えたくないけど…いなくなってもハナミズキのこと思い続けるからな♡約束だ」


手ぎゅッ


「ありがとう(泣)」


コテ


武…ごめんなさい

病気のこと黙ってて。

さよなら…


「ハナミズキ…(泣)

何も出来なくって…ごめんな」


よしよし


「武くんありがとうね

はい、これ!ハナミズキがうちが死んだらこのCDを渡してって言われたの」


「ありがとうございます」


CD?

何が、映るんだ?


「CDを入れて、再生ボタンを押す。」


ポチ



「武~!大好き♡愛してるよ~♡

私は、たけると出会えて本当に幸せだった。

このCDを聴いてる時は、うちはこの世にはいないかもね…

寂しいなぁ~(泣)武と結婚式あげたかった…でも、武は違う人と結婚式あげるんだよね!そう考えると、ちょっと辛いな♪でも、武には幸せになってもらいたいから幸せを祈ってるよ!武今までありがとう!生まれ変わったら武と出会いたい。

その日までバイバイ!好きだよ」


「なんだよ(泣)このCD…(泣)

俺は、ハナミズキ意外と結婚式あげんから(泣)

生まれ変わったら、俺もハナミズキと出会いたいな~大好きだよぉ~」


俺は、ハナミズキとの恋愛を一生忘れない。

それと・・・ハナミズキが生徒会長だったことも、優しい性格したことも忘れない。

好きになれたことが何よりも嬉しい。

相手を悲しませないためにずーっと病気のことを隠してたんだね。

辛かったな。ゆっくり、天国で休んでね。

天国から俺のことも守っててな。 バイバイ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あなたへの想い @Hinpen

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る