私はメロンだ
鐘駒英仙
永久の終焉
ぽんっという音の間に、真白な夕日が浮かぶ。夜の光は眩しく、朝の闇は深い。四角い真円の中心には、縁がある。
重なる単衣はいつかの今日。また火送りの水はどこかで麻をみる。まだ年端もいかない老女は年老いた幼女の成れの果てだ。
どこまでも続く終焉を、終わりのある地平線から眺めていた。
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