第47話

ある先生が、


お金をもらうまでの工程は仕事じゃない。単なる作業だ。


とおっしゃっていました。


そのとおりだと思います。


なぜなら、プロになったら必ず(?)経験することがある、「依頼して書いたのに原稿が没になった」「書いたあとにレーベルがコケてなくなった」「原稿納品後に会社が倒産した」「納品して本になったのにいつまでたっても稿料が支払われず、踏み倒された」等です。


ちなみにわたしは「依頼されて書いたのにろくに改稿指示も出してもらえず、原稿が没になった」「原稿書いたけどレーベルコケた」タイプです。


こういうことが長く書いていると確実にあります。そういう中で、こういう仕事を受けたとか、こういう仕事をしているとかと書くと、もし上記のようなことが起こったとき、結果的に「作家が嘘をついた」「作家が下手をこいた」というふうに思われてしまうのです。


なので、「確実に原稿料を手に入れる」までは仕事として成り立たない、とその先生はおっしゃられたのです。


だから、途中工程は作業というようにしているのだと。


わたしも反省して、作業ということにしましたけど、モチベのために、今日は何文字書いた! ということはツイッターで呟いてます^^;


他にも、今年で31周年を迎えるベテラン作家さんがおっしゃってましたが、

「ネタは絶対にSNSなんかで書かない」ということ。


どうも、昔SNSでこういう構想を持っていると書いたときに、その構想を他の作家さんが使ってしまったそうなのです……まぁ、アイデア段階なのでパクリとかチョサクケンガーとは言えないのですが、やっぱりショックは大きいです。


わたしはあまり自分のネタを言わないのですが、こういうことがあるのだなぁということを覚えておくことにします。

と言うか自分の小説の話をするのが苦手なんですよ^^;

だから人に自分の作品のことを話すときはすごく端的にしか話さないです。


とりあえず、こんな話を思いついたって書くときは、他人も同じことを考えてすでに書いているか、もしくはその発言を見てアイデアが湧いて拝借する人もいるってことですね。


ちなみにタイトルにもアイデアにもネタや構想やキャラクターにも著作権などないので、「パクられた」と言うのは、ちょっとお粗末だと思ってます。


文章まるごととか、二小節以上同じ文言を使われた場合は、パクラレですね。大いに戦いましょう。

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