第20話

 ライトノベル小説を書く時に、もしも文字数が決められていたら、まずなにを削るかというと、風景描写などになります。


 ※ 追記

 これも作品によると思います。主役になる物が「食べ物」「ロボ」「異形」であれば、それについて詳細に書かねば、読者に伝わらないので疎かにはできないでしょう。


 最低限分かる描写のみ残してバッサリと、切ってしまったり、そのシーンまるまる、話に影響がなければ、辻褄が合うようにして何十枚も削除します。


 ライトノベルでは、特に風景描写は尊重されない風潮にあります。

 最低限、人物のいる場所と立ち位置などがわかればいいようです。


 これが、文学となると、不思議なほど真反対の対応になります。

 風景描写も登場人物の心理描写につながるので、疎かにできません。

 もし削るとなれば、反復される心理描写やくどい描写になるでしょう。


 推理小説の場合は、ミスリードのために用いられる場合もあります。

 推理に必要ない描写はことごとく削除していくかもしれません。


 描写というものは、小説のジャンルによって扱われ方がまちまちです。


 ジャンルによって、どのように利用するか、考えながら書いたり推敲したりするのもありだと思います。


 ※ 追記

 主人公やシーンの心情表現のために、天候や物の音や、情景描写をすることもあるので、それも自分の中で意識するほうがいいかもしれないです。

 何がそのシーンでの主役になるか考えながら書くと、情景が拾いやすいですし、何が重要で重要でないかを選別した方がいいと思っています。

 何でもかんでも描写していけば、何を言いたいの果実はわからなくなることもあります。

 段落の一文、二文くらいで情景の表情を描写していって、それを五段落で終わらせるのが理想的だと思っています。

 それ以上の描写はくどい描写になるかホラー描写になってしまう気がするのです。

 リズムを崩さない描写が理想だと思っています。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る