開幕戦
オープニングゲームが始まった。
パンチャードームには、今年こそ優勝をと願うファンで満員だ。
両チーム全選手並びに監督コーチがグランドに整列し、君が代を斉唱する。
「う~だ~う~だ~うだな~♪」
メロディに合わせてGM宇棚が歌っている。
勿論歌詞を覚えてないから、うだなしか言わない。
君が代が終わり両監督に花束を贈呈する。
エンペラーズの監督は日系三世のナダウ・ヤマオカ。
日本野球の経験はなく、選手生活を3Aで過ごす。
コーチとして1A 2Aを過ごし、3Aで監督を務める。
そして、メジャーの団体 ロサンゼルス コルツでヘッドコーチとして活躍。
去年よりエンペラーズの監督に就任する。
アゴヒゲとサングラスがトレードマークだ。
しかし、その他は謎に包まれている。
そしてこのハードパンチャーズにも深い関係のある人物でもある。
スターティングラインナップが発表された。
エンペラーズ ハードパンチャーズ
1 櫻井 CF 1 大和 SS
2 片岡 SS 2 山本 RF
3 高梨 3B 3 吉原 CF
4 トーマスRF 4 ロイ 1B
5 垣原 1B 5 浅野 LF
6 中田 2B 6 上田 3B
7 笹川 LF 7 和田 2B
8 木下 C 8 朴 C
9 榊 P 9 渡邊 P
榊は開幕経験豊富だが、エンペラーズに来ていきなりのオープニングゲーム。
対するハードパンチャーズは初の開幕投手渡邊。
入団5年目、期待の右腕だ。
そして始まった。
「1番センター櫻井。背番号3」
今年は打順を変え櫻井が1番に座る。
左打席に櫻井が入る。
若干23才で既にスラッガーとしての雰囲気を見に纏ってる。
渡邊が第一球を投げた。
「?!」
「ストライク!」
「何だ、今の球は…」
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