日本武道は異世界で通用しますかッ!?
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第1武 死んだ俺は剣道部
あれ?ここ…どこだ?確か俺は、県大会で大将戦をしていたはずなのに……
気付けば俺は、静寂が広がる純白の
空間で一人ポツンとつったっていた。
「おはよー!やっと起きたんだねー!」
突然どこからか声が聞こえた。慌てて周りを見渡すと、真っ白な空間で一際目立つ緑の髪をした幼い少女が、そこにはいた。
「だ、誰だ!?ここは何処なんだ!?」
俺はその少女に問いかけた。
「わたしはリリィ!!一応神様だよ~。そしてここは~~、死後の世界でーす!」
少女の口からでた言葉は衝撃的な言葉のオンパレードだった
「は?神様?死後の世界?」
俺は少女の言ったことが理解出来なかった。いや、理解したくなかった。
俺がとてつもないショックを受けていると、また自称神様の少女が口を開いた。
リリィ「そうだよ~。わたしは神様でぇ、ここは死後の世界!」
自称神様の少女は無邪気な笑みを浮かべてそう言った。
正直、俺は、わけがわからなかった。俺が死んだ?何故?確かに人はいつか死ぬものだ、でも何で…こんなに早く・・・
「な、何故?何で俺は死んだんだよ!」
思わず怒鳴るように叫んでしまった。こんな理不尽があっていいはずがない
リリィ「えっとぉ~、君はね~~、剣道の試合中にぃ熱中症で死んじゃったんだよぉ~。」
「は?熱…中…症?」
予想外の彼女の言葉に俺は思わず間抜けな顔をしてしまった・・・
この時俺は多分、世界一間抜けな顔をしていただろう…
「うん。でもねぇ、君は選ばれた人間なんだよ?」
今、いかにも中二病チックな言葉が聞こえた。選ばれた人間?どういう意味だ?
「選ばれた人間って、どういうことだよ。」
リリィ「えっとねぇ、君にはこれからぁ、異世界に転生してもらって、魔王を討伐する旅にでてほしいんだ。
勇者としてね。」
異世界?転生?勇者?魔王?
さっぱり意味がわからん。俺はこんな訳のわからんことのために死んだのか?
リリィ「まぁいいや。もう時間もないし、そろそろ行ってらっしゃ~い」
ギュィィィィン
俺はリリィとやらが開けた穴に吸い込まれていく
「うわぁぁぁあぁぁぁ!!!待てよ!まだお前には話がッッ!!!」
リリィ「ま、剣道とやらの技術はそのままにしておいてあげるから」
最後に何かリリィが言ったような気がするが・・・それが何かまではわからなかった・・・
そして、穴が閉じたあと、俺の意識は・・・・・・・・・・完全に・・・途絶えた・・・・
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