最終話 スペシャル

星空の唄

儚くて消えてしまう前に

もう一度聞きたい

もう一度だけ聴きたい声がしたんだよ


この惑星から殻を破って輝くスピカ

多くの群れが記憶がないのに

色があるのは何故だろうね


確かに残った 叫びたいをなぞる

砂の一粒も逃さない 叫びたいをなぞる

浴衣を着たなら 叫びましたをなぞっている

短冊と踊る 叫びましたをなぞった


同じ罪と同じ君

君よ 命を燃やして

罪を切り裂いて 新たな光を

僕に文字を書いておくれ


そしてあの黒いモヤモヤに放て

それこそが想いの姿


送ってあげる

遅れてごめんなさいは無しね


君と掴む最後のビート

同時に始まるビギニング

たとえ脆くなっても

たとえ周りが僕を消しても

朽ち果てぬ桜の闘い


運命をバックスクリーンにしたって

君は僕じゃない君になってしまうだろう

笑止

諦めない君は僕が目指していた僕

忘れる訳はないでしょ


今目指すのは太陽を超えた風

誰よりも輝かせていく

形は世界そのもの

時間の概念なんか式で成り立つならば


歌い続けるんだ


唄い続けるんだ


唱い続けるんだ


詠い続けるんだ


ああ最果ての前に


取り戻したい気持ち


ありがとう ありがとう

君の片隅に君がいる

そう君の名前は遠い夢のラズベリー


星空の唄

ピアノの作曲家も知らない

名もなき音とコトのは


星空の唄

見えなくても

暗闇を呑み込んでいく太陽


星空の唄

留まり続けてもなお

追いかけ続けている溶け合いっこ


ハレルヤヴィーナス

ハレルヤヴィーナス

僕の七十光年はきっとハレルヤヴィーナス


ハレルヤヴィーナス

ハレルヤヴィーナス

時代を強くしたかなハレルヤヴィーナス


ハレルヤヴィーナス

ハレルヤヴィーナス

僕もまた眠るのかなハレルヤヴィーナス


ハレルヤヴィーナス

ハレルヤヴィーナス

いや生まれるのだろうハレルヤヴィーナス















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