カクヨムコン3に応募してみます
任務の場所はなんと豪華客船。
甲板では盛大なパーティーが開かれている。
「でっかいなー。前に見た宇宙船くらいあるぞ」
はじっこで夜の海を見ながら、なんとなく思ったことを口に出す。
「なんで宇宙船なのよ。漫画の見すぎよ」
全員着飾っている。俺も高級なスーツ。
女性陣はドレス。なんかこういうの久しぶり。
「私のドレス姿、どうですか勇太さん?」
「ばっちりだ。それなら客だと思われるだろ」
「そうではなくてですね……」
「あんたもそっち側か……」
なんかエリゼががっくりしているし、フランは呆れ顔だ。
「オレも似たようなこと言ったら、フランが凄え不機嫌になったぜ」
全員分の飲み物を持った龍一がげんなりした顔だ。
こういうところでさり気なく気が利くのが、龍一の隠れた長所だろう。
「どういうことだよ」
「わかんねえ」
「はいはい、もう期待はしないわ。任務のおさらいよ」
任務内容をまとめよう。
その一、豪華客船のパーティーは悪忍も来るっていうか主催との情報あり。
そのニ、どうやら幹部クラスが何やら企てて集まるらしい。
その三、上忍を大量に送り込んでいるが、顔が知られている可能性大。よって学生を数名入れる。
その四、逮捕までいかなくとも、敵が何をしようとしているのか、客に紛れて調べてこい。
「下手すりゃ敵地のど真ん中ってか。そりゃ低ランクを入れるわけにはいかないな」
「そうよ、これは重要な任務なの。緊張しているでしょうけど、戦闘はあたしと龍一に任せてもいいわ。情報と証拠を持って学園に逃げてくれればいい。大切なのは全滅を避けて、任務を達成することよ」
「退路くらいオレとフランで作ってみせるさ」
ちょっと死を覚悟しているな。だが死なせない。忍者学生やっていても、俺の心は勇者だ。目の前で死人なんぞ出してたまるか。
「そうか。なら俺も二人を守るよ」
「私も頑張ります。みんなで帰りましょうね」
「ふふっ、そうね。みんなで帰りましょ」
「うっし、いっちょやってやるか」
胸を張る龍一の、ちょうど腰に見える装備が気になった。
なんかかっこいいけど、ちょいとでかいベルトをしている。
「何だそのベルト?」
「これか? ヒーローには欠かせない変身ベルトさ。学園で欲しい装備くれるっていうからな。特注して忍具にしてもらったんだ」
「なんか昔の特撮のやつだって、あたしは興味ないってのに語ってくれたわね。いい年してヒーローごっこって……」
「いいんだよ。これがあるからオレはヒーロー目指せんの。心の師匠に認められた証なの。オレの強さの根源だ」
なんだろうな。どこかで同じものを見たような。
いまいち思い出せん。
「なーんか見覚えあるんだよなあそれ……」
「ガキの頃に見たんだろ。大人でもはまるから、もう一回見てみな。クオリティ高いぜ」
「そりゃ面白そうだ」
特撮とかヒーローアニメとか漫画好き。
こいつらみたいなりたいなーって思っていた頃もある。
「はいはい、そんな話は家でしなさい家で」
フランによって現実へと引き戻された。
つまらなそうだな。やっぱり女の子には賛同者が少ないジャンルだろう。
「あんたら前の学校で有名だった?」
「いや全然。超無名だよ」
というかどこにも名前なんて無いよ。別世界の住人だし。
「そう、都合がいいわね。まさかあたし達に匹敵する無名がいるとは思わないはず。なるべく隠し玉にしたいわ」
「オレも賛成だ」
「そうだな。じゃあ俺とエリゼは甲板と船内をふらっと回ってみるよ」
「ダメよ。あたしか龍一と行きなさい」
「なぜに?」
「あんたら初任務でしょうが。ちゃんとプロとして対処できるわけ?」
なーるほど。そりゃそうだ。
勇者としてならできる。だが特忍としての動きはまだ曖昧。
大人しく従おう。
「じゃあ龍一と行くか」
「女の子二人はどうなんだ? オレがエリゼと行ってもいいが……」
下心無く純粋に心配しているな。
ここ数日で人柄が理解できてきた。こいつ色恋に興味がない。
というか立派なヒーローにもなっていないのに、女にうつつを抜かすなど言語道断というタイプだ。
「あんたらAランクでしょ? あたしはSランク。問題なし。女の子じゃなくて特忍学生Sランクよ」
「んじゃ俺とフランで」
「オレとエリゼだな。よろしく」
「よろしくお願いしますね」
こうして行動開始。まず動きやすいように甲板に人を集める方法を考える。
「なあ、あの一画だけやたら盛り上がってないか?」
人が集まり、音楽が流れている場所がある。
有名なバンドでもいるのだろうか。
「ありゃ音楽対戦だな。自信のあるやつが勝負ふっかけて、勝つと演奏を続けられる権利を得る」
「妙なことやってんなあ……飛び入り歓迎ってことか?」
「そうね。招待客なら制限はないわ」
「そいつはいいことを聞いた」
俺の後ろに仮面の男が歩いてくる。
それを見て警戒し始める特忍組。
「誰?」
「俺の分身だよ。顔は作っていない。仮面しときゃばれないだろ」
分身の術で作り出した。
別の時間軸で作って差し込んだため、分身するところは見られていない。
「それをどうするんだ?」
「飛び入り参加させるのさ」
バイオリンを持たせた。結構お高いやつだったような気がする。
久しぶりにアイテム倉庫から出したんで覚えていない。
格ゲーの基盤や歌舞伎で使う衣装とかの横に積んであった。
「あのねえ……分身っていうのは万能じゃないのよ? 操作しないといけないし、本人ができないことはできないわ」
「なら問題ないな」
伊達に別世界でミリオン歌手だったり、ハリウッドスターだったり、居酒屋の流しとかやったりしちゃいない。
仮面の男に驚いていた観客も、俺が演奏を始めると静かに聞き入っていく。
「お……おぉ……凄え。素人のオレでもわかるぜ。超うめえ」
「あんた妙な特技があるわね。やるじゃない」
「綺麗な音……素敵です」
「いつまでも聞いてないで行くぞ」
そんなこんなでフランと船内へ。どこもかしこも豪華だね。
「幹部が何をしているか情報は?」
「無いわ。だから探すのよ。少しは警戒しなさい」
「普通にしてりゃいいんだよ。俺達は客なんだから。誰か来ても、船内を探検して遊んでますとかでいい」
「子供みたいじゃない」
「まだ子供だろ。それを活かすのさ」
使えるものは使っていきましょう。それも忍の極意……だったりしないかな。
「船内の探索って難しいのよね。極端な話、客室全部開けて回るわけにもいかないでしょ」
「貨物室とかどうだ? 怪しいコンテナとか定番だろ?」
「面白そうね。乗ったわ」
そんなわけで船倉へ。ここまで誰にも不審者扱いされていない。
そもそも人通りが少ないし、軽く会釈して通るだけ。
「ここから忍んでいこうか」
「そうね。緊張するんじゃないわよ。リラックス」
「おう、胸を借りるぜ。先輩」
「ふふん、いいわよ。先輩にどーんと任せなさい。守ってあげるわ」
大量のコンテナがある場所へついた俺達は、カメラの死角に入って行動する。
大小様々なコンテナが置かれており、とても広い空間だが、忍ぶのは容易い。
「見張りがいない?」
「みたいだな。どうなってんだか」
「中身が無いとか。どうでもいいとかかしら?」
「そうだと……ん、なんか邪な気があるな」
一際大きなコンテナから、なんだか人外の悪い気配がする。
「わかるの?」
「ああ、中に入ってみるか?」
「どうやって?」
「瞬間移動」
音もなく、魔法陣の発動もない。忍術じゃないから霊気のセンサーっぽいものがこの世界にあっても反応しない。おそらくこれがベスト。
「できるの?」
「ああ。見てこようか?」
「無理はしないで。一度見て安全そうなら、あたしも連れて行きなさい」
「了解」
そして真っ暗なコンテナの中へと、内部を確認してから飛ぶ。
そこにはでっかい水晶の像があり、手には何かの巻物が握られている。
「こいつは……危険だな」
とびきり邪気が強い。俺か、神職に精通している特忍なら見抜けるだろう。
良くないものだと一目で分かる。
一旦フランのもとへ戻り、報告完了。
「それ以外に罠は?」
「無し。行くか?」
「お願い」
今度は二人でコンテナへ。
ライトの明かりをつけてやり、像を見たフランが、慌てて口元を抑えて声を消す。
「見覚えありか?」
ゆっくり頷いている。目を見開き、冷静に観察を続けてから、小声で話し始めた。
「最悪よこれ」
「妖怪か邪神の像っぽいもんな。嫌なデザインだ」
和風に例えるなら仁王像かね。それを禍々しくした感じ。
「それもそうだけど、問題はあの巻物よ。最重要機密リストで見たわ。秘伝の忍法書。妖怪を集めて、吸収・生成して、使役する。そのために禁忌に触れたもの」
「最強妖怪合成アイテムってことか」
「ええ。最終的にはこの像が妖怪の器になるはず。やばいわね。幹部が来てるって噂。信憑性が出ちゃったわ。学生でどうにかするもんじゃないわね」
「撮影完了。学園に送るか?」
「こっちも撮ったわ。一緒に送っておくわよ」
二人とも撮影したものを説明付きで学園へ送る。
「さて、この像壊していいものか?」
「ダメよ。ここまで嫌な感じが強いんじゃ……よくないことが起きる。取扱が難しすぎるわ。幹部クラスに見つからないうちに……」
そこでコンテナの扉が開く。反射的にフランを抱えて瞬間移動。
扉から死角になる位置へと飛んだ。
「あっぶね……おい、あいつに見覚えは?」
コンテナを開けたのは金髪で筋肉ムキムキな……アメリカ人かな。
二人組で風貌が似ている。兄弟だったりして。
「光鬼と音鬼……Bクラス賞金首の闇忍よ……」
「どうやらすばしっこいネズミがいるようだね」
どこか凛とした、それでいて柔らかいという不思議な声がする。成人男性の声だろう。
何かがぶつかる音がして、像のあるコンテナ以外が消えた。
「おやおや、これはこれは……最近部下の報告でよく目にするSランク特忍の、確かフランさん……だったかな?」
黒いスーツを着て、黒髪オールバックでサングラスの男。
見た目的には三十代ってところか。
「嘘でしょ……」
フランの顔が一気に青ざめる。どうやら只者ではないらしい。
「ゲハハハハハハ!! 何だ何だぁ? 有名なガキなのかよ!」
オールバック男の横に、銀色で長いボサボサ髪の大男がいる。
スーツも雑に着こなして、なんだか対極の二人だな。
「こいつらも敵か?」
「何で知らないのよ! いいから逃げるわよ!!」
「逃がすと思うかね?」
俺とフランの間を数本の剣が飛んで行く。
勿論フランに当てる気はないと見切ってスルーしている。
「最悪……最悪よ……」
「そう落ち込むなよ。あいつらは誰なんだ?」
いつもの元気が完全に消え、武器を構えることすらできていないフラン。
そこまで絶望する相手なのか。
「オイオイオイオイマジかよ! テメエら特忍じゃねえのかあ?」
「あーすまんな、勉強不足で。俺は勇太。よければ名前を教えてくれ」
「ク、クックック……ハーッハッハッハッハ!! いいね! 実に愉快だ!」
なんか爆笑している。有名人っぽいやつのツボに入ったみたいだ。
「名乗られたら名乗らねば失礼にあたるね。我が名は創真。人呼んで創世王。よろしく、愉快な特忍君。さあゼクスも」
「チッ、俺様はゼクス。全業のゼクス様よ! 俺様に殺されるんだ、地獄で自慢できるぜえ!!」
こいつら船の上忍より強いな。身のこなしといい、霊力の総量といい。
明らかに強者のオーラだ。これがプロの世界ってやつかね。
「どうするフラン? 戦うか? 逃げてもいいぞ」
「何バカ言ってんのよ! 全業と創世王相手に戦うのは無理よ!」
「無理ならどうするってんだあ? 逃がしゃしないぜ?」
「だろうな。せっかくだし、どう強いのか教えてくれよ。二つ名にちなんだ能力とかあるんだろ?」
それが気になってしょうがない。こいつらはどれだけ強いんだろう。
任務中だから、勝負を優先はできないけれど、やっぱり気になるのよ。
「手の内を教えろと?」
「地獄で自慢するにしてもさ、能力の詳細とかわかってると話に箔がつくだろ?」
「つくづく愉快だね君」
「Sランクの悪忍はその力が強すぎて、こんな場所じゃ戦えないはず。逃げるだけなら……」
「私の力を知らないのかい? 勉強不足だよ、お嬢さん」
創真が何もない場所から杖を取り出し、床にコン、とつける。
さっきの音はこれか。なんか強めの結界が張られたな。
「しまった……」
「そう、私の力はワールドクリエイト。この杖一つで世界の法則も運命も思うがままだ。故に創世王などと大層な名前で呼ばれているよ」
「おー、なんか凄い杖なんだな」
「凄いのは杖ではないよ。私が世界改変の力を簡略化して杖にしたのだ」
「そっか、そりゃ悪かった」
あれ、こいつ期待できるんじゃね。
アイテム頼りじゃなくて、自分の力をアイテムにくっつけてんだろこれ。
「いつまでくっちゃべってんだよ。集合時間に遅れるぜ」
「おっと、そうだったね」
「集合? まだ幹部クラスがいるの!?」
「久しぶりに会う約束なんだ」
全員こいつらくらい強いんだろうか。それはちょっと会ってみたいな。
「幹部が集まるってことがどういうことか、わからないわけじゃないでしょう?」
「どうなるんだ?」
「あんた何で特忍やってんのよ!」
怒られた。場の空気が緩んでいくのがわかる。
緊張をほぐしてやるにはいいかも。
「我々は強すぎてね。力を抑えて存在しなければ、この世界を溢れた霊力だけで捻じ曲げてしまうんだ」
「あー……そりゃしんどいな」
「ほんの少しでも溢れ続けてしまえば、この世界の運命も変わる。因果も宇宙も乱れる。まず耐えられない。我々が全員集まるとはそういうことなんだよ」
つまり全員集まらなきゃそれもできないのか。
いやいや、まだ落ち込むには早い。単体でもそれくらいできるのかも。
「じゃあ全員集める前に倒せばいいんだな」
「くだらないこと言ってないで逃げなさい。ここはあたしが時間を稼ぐわ」
武器を構え、震える足で俺の前に立つフラン。
声まで震えている。それでも銃を敵に向け、俺の退路を作ろうと隙を伺っているその姿勢は、正義の忍者のようで胸を打つ。
「なんで俺にそこまでする? 転校してきて日も浅いぜ」
「あたしは先輩なんでしょ。なら、初任務の後輩くらい逃してみせるわ」
「泣かせるじゃねえかお嬢ちゃん。安心しな。お友達もみんななかよく地獄行きさ」
ゼクスの笑い声でさらに震えが大きくなっている。
なのに一歩も引かない。後ろに俺がいるからだろう。
「友達は見殺しにしないわ。それにあんたが死んだら、エリゼが悲しむわよ」
「そいつは嫌だな」
そっか、こいつも譲れないもんがあるんだな。
死を覚悟して、それでも最後まで誰かを救おうとする。
特忍も勇者も似ているな。
「なら、ご同業は助け合いだよな」
「勇太?」
「大丈夫。俺もやるよ」
「学生がどうこうできる相手じゃ……」
「消えろ愚物。貴様のような凡愚がいていい場ではない」
「なに?」
さっきから俺の背後にいた金髪が、急に首にナイフを突き立ててきた。
よくわからんけど敵っぽい。ナイフくらいじゃ傷つかないし、そのまま受けたところ、刃が砕けた。
「ちっ、防御結界か。こちらに気付いて結界張るとは……やるねえ」
いや張ってないけどな。使っているのは上物のナイフっぽい。
けど特殊な製法でもなんでもないやつだ。妖刀とか使ってくれると嬉しいのに。
「どうする? 兄さん」
「決まっているだろう? 特忍なんて消してしまおう」
やっぱり兄弟らしい。兄弟揃って悪忍か。やっぱ性格も似るのかね。
「なあ、こいつらに俺が勝ったら勝負してくれないか? フランは見届人だ」
「あんた何勝手なこと言ってんのよ!!」
「面白い。許可しよう」
これでフランに危害を加えたりしないでくれるとありがたい。
「おい創真」
「いいじゃないか。特忍の学生がどのレベルか見極めよう。まだ時間はある。君が光鬼に武器を貸してあげたらいい」
なにやら話し合いが続いている。
結果ゼクスが折れたみたいで、光り輝く西洋剣を光鬼に渡した。
「ついでだ。ゼクス、君の能力も説明してあげたらどうだい」
「チッ……エクスカリバーって武器を知ってるか?」
「おう」
そういや昔集めてたな。倉庫の奥にしまってそれっきりだ。
「創作物じゃあ特別な力を持つ剣だ。そして俺様はそんな別次元の武器すらも無限に使い捨てる。剣・槍・銃・刀・薙刀・サーベル・弓・大砲・杖……ありとあらゆる伝説の武器をな」
「でも結局その武器より強いやつがいたり、必殺技が強いビームだったら壊されないか?」
「そう! そこだ! テメエの負け惜しみから出た一言であっても、そこに気がついてくれて嬉しいぜ!」
俺もその壁にぶち当たったことがある。武器って結局壊れるんだよな。
「だから俺様の力は進化した。別世界の、最強の技すらも撃ち出せるようになった」
「…………ほほう」
なんか楽しそうなことになってきたぜ。
「わかるか? 別世界の誰かが使う必殺技も、武器と同時に一秒間に一兆回撃ち出せるんだよ。どれほどの重火器であろうとも作り出せない弾幕だ」
「おおおおおおぉぉぉぉぉ!!」
思わず拍手してしまう。素直に感心する。そういう力の使い方をするか。
「必殺技も武器も人を殺し、壊すもの。業物って言うだろ? 人の業、その全てを使う男。だから全業のゼクスってわけよぉ!!」
「今更ジタバタしても遅いよ。君はもうここで死ぬ。やれ。光鬼、音鬼」
「それじゃ、死ぬかどうか試してみるか」
まずはザコを片付けてしまおう。
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