『それでも僕は』



僕は泣きながら歩く


泣いて泣いて泣きじゃくって


もう生きてたくないよと


心で悲鳴をあげては


泣いていた


小鳥が『どうして泣いているの?』


とさえずり


仔猫が『大丈夫だよ』


と擦り寄るけど


僕が泣き止まないから皆が困る


でもその時君の声が降ってきた


『泣いても良い、傷付いても僕が君を想い続けるから』


と手を差し出した


その言葉に救われた僕は


泣き顔のまま


その手を取って前を向いて


君と共に一歩づつ


また足を進める事が出来たんだ


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