セルリアンになっても

自称自称(自称)

セルリアンなりました

 ある日のこと。

 かばんとサーバルはボスの運転でジャパリパークを移動していた。


「次はどんなところかな!」

「楽しみだね、サーバルちゃん」

「ツギノ チホーハ━━」


 そんな時だった。


「あれ、なんだろう?」

「どうしたの? サーバルちゃん」


 前方から何かが飛んできた。


 ヒュゥゥゥゥーーーーーー


 ドオオォォォォーーーン


 それは直撃した。


「ラッキーさん大丈夫ですか!」

「ボス! だいじょーぶ!?」

「アワワ…アワ…ア…ワ…ワ……」


 飛んできたものはサンドスターだった。

 セルリアン化が始まり、サーバルは咄嗟にかばんを抱えて外に飛び出した。


 しかし。


「ボス!」

「ラッキーさん!」


 ボスはセルリアン化したバスに飲み込まれてしまった。

 セルリアン化したバスはかばんとサーバルに襲いかかった。


「ブロロロォォォーー」


「バス! ボスを返して!」

「バスさん! ラッキーさんを返してください!」


 バスに呼びかけるかばんとサーバル。


「もう運転してぶつけたりしないから! ボスを返して!」

「お願いします! バスさん!」

「返してよぉー!」


 サーバルが叫ぶ。


(……………………)


 バスの動きが止まった。


「パッッッパーーーーーー」


 バスが大声で鳴くと。


 ボタッ


 飲み込まれていたボスが出てきた。


「ボス!」

「ラッキーさん!」

「カ…バン……サーバ…ル」


 かばんとサーバルはボスのもとに駆け寄った。

 するとバスも近づいてきた。


 チカチカッ


「バス」

「バスさん」


 バスは2回光った後、バスはドアを開けた。


「乗れってことかな?」

「パパーー」

「きっとそうだよ!」


 かばんとサーバルはバスに乗り込んだ。


 ブロロロロォォォ


 乗るとバスが動く。


「もしかしてボスがいなくても動くようになったの?」

「パーー」

「すごいですね、バスさん」

「そうだ! バスもセルリアンになったから、名前を変えよう!」

「ボクは良いと思います。バスさんはどうですか?」

「パーー」

「それじゃあ、バスのセルリアンだからセバス!」

「パーーパーー」

「セバスさん嬉しそうです」

「これからよろしくね! セバス!」

「よろしくお願いします。セバスさん」

「パーーーーー!」


 かばんとサーバルとボス、それとセバスの冒険は続いていく。


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セルリアンになっても 自称自称(自称) @jishou-namakemono

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