青き獣の唄

青き獣の唄

人物紹介等

登場人物

■ 海保　青也（カイホ セイヤ）

　武蔵國（ムサシコク）は東都の生まれ。18歳。

　武器は日本刀。使役する妖魔は蛇型。

　裏青蓮院（ウラセイレンイン）流（別名：分家）の統帥であるが、統帥としての能力は低い。

　妖魔士としては最強と言えるほどの才能を有しているが、青也の年齢などを危惧した大人たちにより、その活躍の場は奪われている。

　頭の螺子が自由気ままに外れているタイプであり、基本的に人の話を聞いていないし、理解しない。

　気質は優しいが気性が荒く、優しさの方向が間違っている。

■ 朱本　郁乃（シモト イクノ）

　山城國生まれ。18歳。

　武器は拳銃。使役する妖魔は鳥型。

　朱雀流（別名：鳳凰宮（ホウオウミヤ））の統帥の息子であり、その家業たる「暗殺」を仕事としている。

　青也の幼馴染で親友でもあるが、ドライな対応をされ続けており、若干心が折れそう。

　顔立ちは美少女といって差し支えないが、中身は男。女装癖があるうえにナルシストでロリコンである。

　頭は良いのだが、人付き合いが下手過ぎて友達は青也しかいない。

■ 白峰　清人（シラミネ キヨト）

　武蔵國は東都育ち。16歳。

　武器は鞭。使役する妖魔は猫型。

　白扇（シラオウギ）流の統帥の孫息子。

　鉄パイプを片手で握りつぶす怪力の持ち主であり、妖魔士としてもパワー型として評価されているが、気が小さい。

　青也に小さい頃から振り回されてきたため、頼りにしている一方で「ちょっとクズ」だと思っている。でも口にはしない。

　同い年の玲一路のことは「レイ」と読んでいる。

■ 秋月　玲一路（アキツキ レイイチロ）

　武蔵國は東都育ち。16歳。

　武器は鎖。使役する妖魔は犬型。

　秋月院流の統帥の息子。

　十二年前の「災厄」の際に負った怪我のために、右腕が殆ど動かない。

　妖魔士としてのキャリアは浅く、同い年の清人とも差がある。

　清人同様、青也に振り回されてきたものの、おっとりとして世間知らずな性格のために、青也のことは純粋に尊敬している。それでも偶に疑問は抱いている。