SF、ミステリー、ファンタジーの、ジャンルの草分け的作品から、エポックメイキングとなった作品を、著者の膨大な知識により、体系的にまとめられています。ところどころ言及される作品群に、自分も大きな影響を受けていたことを、再確認しました。いかにエンタメの世界が広く、多様な作品が存在することを知れば、自分の立ち位置に迷っている作家さんたちにも、灯台のように道標を示してくれるでしょう。エンタメ辞典としての価値もあり、将来、カクヨムから出た作家が、本作品に乗る日が来るかも知れません。
この作品に目を通して後悔することはないはず! 多くの知識が、流れるような文章でもって、あなたの頭の中に入るでしょう! 〈ひとこと紹介〉にもある『実践的な創作論』を抜きにしても、現在の小説界隈を席巻しているジャンルの成り立ち、成り立った後はどうやって進展していったのか、などなど…… 広く深く、様々な知識が手に入ります 物書きを志す方も『キャラクター制作論』だけに目を通すのではなく、全体をじっくりと読み込むことをオススメします!