　それはしんりんちほーで第二試合をしているときだった。

　赤いセルリアンが突如出現した。

　赤セルリアンはしんりんちほーの木を飲み込んでデカくなっていく。

「どうしよう！　かばんちゃん！」

　かばんは考えた。あれが何のセルリアンなのか。

(あのセルリアンは…)

　考えに考えて正体を見破る。

「もしかして、火のセルリアン。だとしたら」

　かばんは最初に、赤セルリアンがデカくならないように木を切り倒すよう指示した。

　これにより赤セルリアンはデカくならなくなった。

　次にデカくなった赤セルリアンが乗れる足場を、切り倒した木を使って作る。

　最後に赤セルリアンを、木を使ってみずべちほーに誘導した。

「作った足場を水に浮かべてください」

　足場を水に浮かべると赤セルリアンが乗った。

　赤セルリアンは足場にそのデカい体が全て乗ると、足場の木を飲み込み始めた。

　しかし足場の下は水。火のセルリアンの体は水に触れた部分が消えていく。

　赤セルリアンは水に沈まないように動くが、陸に近い足場を解体されていた。

　やがて足場が無くなり赤セルリアンは水に沈んで消えた。

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