p o w e r
OBOtto
No.001【生きている】
大きな戦争の後、勝者を出さずに共倒れた国に僕たちは小さな小屋作り暮らしていた。
食べる物といえば、大きなショッピングモールで回収してきた缶詰と調味量やらを駆使し雑草とカエルや虫、それらを美味しく食べていた。
たまに腹を壊して死んでしまう人もいたが、
大概の人は、下痢と嘔吐くらいで何不自由無い暮らしを送っている。
愚かさを考える事ができ、
夜は寒いと感じ、
腹の虫が鳴る音が聴こえる。
僕たちは、生きてる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます