異世界憑依~おっさんと14歳の少女と強制同居生活~

きたひろ

設定・用語・あらすじ

世界観設定資料(第2章までのネタバレあり)

世界観の設定についてのメモ書きです。

確認したい場合用に作りました。

第2章までのネタバレがあるので注意してください。


用語解説

○ 神々様(かみがみさま)

 ナナエのいる世界で信仰されている存在。あらゆる存在はこの神々様が実体化して存在させているとされている。そのため、人格などを持たない石油のような資源のようなものではないかとも議論されている。その姿は誰も見たことがなく、人形や絵などで偶像化することが禁じられている。

 破蓋(破蓋)という大穴から浮上してくる侵略者と戦うために、神々様が気に入った少女に力を与えている。


○ 英女(えいじょ)

 神々様から特別な力を与えられた少女。年齢は10~18歳まで。自己犠牲心と他者への奉仕精神が非常に強い少女を好む神々様が力を授けることで生まれる。

 国によって自己犠牲心と奉仕精神への強さを調査するために、年に数回試験を行い英女としての適正値を測定している。そして既定値を超える少女に関しては家族と本人の了承を得て、英女候補生として英女学校へと転入する。

 少女に神々様の力を与えられるのは二人までとされている。万一、英女が戦死した場合は新たに英女候補生の中から選ばれる。

 神々様の力を得た英女は身体機能が飛躍的に上昇する。また訓練によりその力の強さも増していく。同時に一部の英女には特別な能力が開花することがある(ナナエの不死身、ミナミの動体視力アップなど)。


○ 適正値

 神々様に気に入られやすい人間であるか示す数値。政府が作った適正値を測る試験によって算出されている。ある一定以上に達する少女は親と本人の同意があれば、英女学校へと入学することになる。英女に適応する年齢は10~18歳までであるが、試験が行われているのは13歳まで。18歳を超えて英女学校の高等部を卒業したあと一般社会へと復帰する。

 自己犠牲心と他者への奉仕精神が強いほど適正値が高くなる。また適正値が高ければ高いほど神々様から与えられる力が大きくなり、英女としての力の強さに影響する。


○ 大穴(おおあな)

 55年前に突如地上にできた巨大な穴。破蓋がその底から浮上してくる。

 人類が確認している深さは15000メートルだが、その辺りから高温地帯になっており機械でもそれより下にはいけないため、実際にはもっと深く、どこまで続いているのかわかっていない。

 破蓋に対抗するため人類側が深さ3000メートルから地上前に防御陣地を張り巡らせていて、防衛ラインとして第1~6層までのゾーンで区切られている。基本的に大穴の壁を沿うように階段が設置されているだけだが、ところどころに大穴中心部へ伸びる足場が設置されている。また第3層には破蓋と接近戦を行うための広い足場が大穴の壁沿いに設置されている。また地上から第1層まではエレベータが設置されている。

 深さ10000メートルのところには破蓋の浮上を監視する観測所が設置されており、そこから情報が英女学校に送られて迎撃態勢に移行する。しかし、最深の観測所は耐久性重視のためカメラなどの観測機器の性能が低く、あくまでも破蓋の浮上を確認するだけのものになっており、破蓋の高度な解析データは第6層直下の観測所から得られる。


○ 破蓋(はがい)

 突如地上にできた大穴の底から浮上してくる怪物。人類を攻撃し滅ぼすと言われている。正体や目的は一切不明。大地という蓋を破って現れるという意味で破蓋と呼ばれている。

 破蓋はひげ剃りやハサミなど日用品がベースになった怪物であり、その性能が破蓋の戦闘能力に反映される。一度倒した形状でも再び現れることはよくあるため、英女側もその性能を記録して対抗策を練っているが、新型と呼ばれる初めて現れる形状の場合は性能がわからず極めて危険とされている。

 感情などは確認されておらず、英女に対しては全く容赦することなく殺しに来る。


○ 神国(しんこく)

 ナナエやヒアリが暮らしている国。この世界はおっさんのいた世界と歴史が違う平行世界であり、ちょうど日本の場所に位置している。

 神々様と呼ばれる神を信仰している宗教国家であり、国際社会とは必要最低限以外接触していない鎖国状態を貫いている。

 破蓋を侵略者と定義し英女を用いて撃退をしている。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る