第21話

[何時間後]




蛍「まさかの野宿…」




ルナ「蛍は野宿したことないの?」




蛍「キャンプぐらいなら」




ルナ「キャンプ?」




蛍「あー、そっかコッチには無いのか」




蛍「まあ簡単に言えばこんな野宿とかのことだな」




ルナ「ふーん」




ミール「他には?」




蛍「え?」




ミール「蛍のいた世界の事をもっと教えて欲しいんだ」




蛍「僕のいた世界の事?」




ルナ「俺も聞きたい!!」




タビア「僕も~」




ミール「タビアは夕飯作りながらだからな」




タビア「わかってるよ~」




ミール「ということで全て吐いてもらうからな」




ミール「友達はいたのか?」




ミール「家族は?」




ミール「何でも教えてくれ」




ルナ「そうだよ。だって俺達仲間なんだからさ!!」




タビア「そうだよ~」




蛍「…そっか」




蛍「じゃあ何から話そうかな」




ルナ「(蛍笑ってる。そんなに自分の事を聞かれるの嬉しかったのかな)」




ルナ「はーい!!」




蛍「なんだルナ?」




ルナ「蛍は友達いたの?」




蛍「失礼だな友達くらいいるわ!!」




ミール「何の食べ物が好きなんだ?」




蛍「そうだな~」




蛍「りんごかな~」




ミール「地味だな」




蛍「うるせえ!!」




タビア「じゃあ次は僕ね~」




タビア「家族はいたの?」




ルナ「っ!!」




蛍「家族か…」




蛍「母さんと父さんがいて、兄さんが居たよ…」




タビア「兄さんが居た?」




タビア「それはどういうことだい?」




蛍「僕が小さい時に行方不明になったんだ…」




タビア「そうだったんだ…」




タビア「ごめんね辛いこと聞いて」




蛍「大丈夫だよ」




蛍「(兄さんか懐かしいな…)」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る