第8話

<武器屋 サハリ>



蛍「…ホントにここに入るの?」



ミール「?そうだぞ」



蛍「なんでモロ武器屋って書いてある所に服借りに行かなきゃならないんだよ!!」



蛍「武器買えよ!!」



ミール「まあ細かいことは気にするな」



ミール「じゃまするぞ」



?「いらっしゃ~い」



?「あれミールさんじゃないか?」



ミール「少し頼み事があってな」



?「どうしたんですか?」



ミール「少し服を借りたいんだがいいか?」



?「私の昔着てた服ならあるけど?」



ミール「それでいい」



ミール「こい蛍服はあるぞ」



蛍「…おじゃまします」



?「いらっしゃい」



蛍「(うわぁ綺麗な人だな…)」



ミール「紹介しよう」



ミール「武器屋を営んでいるサハリだ」



蛍「はじめまして」



サハリ「はじめまして~」



ミール「じゃあ早速服を用意してくれるか?」



サハリ「わかりました~」



ミール「頼んだぞ」



[数分後]



サハリ「持ってきましたよ~」



蛍「じゃあ着替えてくるよ」



ミール「おう行ってこい」



[またまた数分後]



蛍「着替えてきたぞ~」



蛍「…ていうかホントに大丈夫だった」



ミール「心配いらなかっただろ?」



サハリ「似合ってるね~」



蛍「ん?」



ミール「どうした?」



蛍「…さっき昔着てた服って言ってなかったけ?」



ミール「?サハリは男だぞ」



蛍「…まじで?」



蛍「こんな綺麗な人が男な分けないだろ!!」



ミール「認めろ事実だ」



ミール「まあサハリの性別なんて今はいいんだ」



ミール「さあ町に行くぞ」



サハリ「町に行くのかい?」



ミール「そうだ」



ミール「他の魔法使いを探しに行くんだ」



サハリ「大丈夫ですか?」



蛍「ミールを心配するやつなんていたんだな~」



ミール「蛍お前失礼過ぎるぞ」



サハリ「行くのなら気をつけてくださいね」



ミール「サハリ少し心配性すぎだ」



ミール「まあ気をつけて行ってくる」



ミール「じゃましたな」



蛍「失礼しました」
















サハリ「ホントに大丈夫かな」



サハリ「魔女狩りだってあるのに…」



サハリ「…でもなんとなく大丈夫な気がするな」



サハリ「なんとなく不思議な感じだったな蛍君…」













<森の中>



ミール「服も借りれたし町に行くぞ」



蛍「なんか冒険の始まりみたいだな」



ミール「お気楽だな」



蛍「でも楽しみだけど心配でもあるな…」



ミール「今更怖じ気付いたのか?」



蛍「そんなわけあるか」



蛍「ほら早く行くぞ」



ミール「そう来なくってわな」
















これは僕藤宮蛍と魔女のタドミールの



異世界を救う物語である。



今思えばあれは夢だったのかもしれない…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る