登場人物紹介

登場人物紹介です。ええ、仰りたいことはわかってます。

省いてもいいんですが毎回恒例で書いてると書かざるを得んのです!

新キャラも出て来てますし!



水倉みなくら イロハ


狛狗と人間の間に生まれた水倉家の娘。元々病弱だった父と再び分かり合えた矢先、師の別れとなってしまった。死期は以前から知っていたので余りショックでもなかったようだ、あくまで表向きはだが。一族の長となるが、月光から告げられた言葉からある決意が生まれることとなる。



水倉みなくら 蒼牙そうが


先代水倉家の長。イロハを残し闘病の末息を引き取った。

『狛狗に墓無し』(儚し?)の言葉通り、本来は那須野の狛狗は墓も葬式も無い。

集まった妖怪達の中でそれを知っていた者は怪訝けげんに思ったという。

しかし元々狛狗の仕来りについては疑問を持っていた者も多く、葬式を上げた今回の水倉家を悪く言う者はいなかったという。

作中に出て来た水子地蔵の墓は、生前莉緒との間に生まれ、間もなく死んだ赤子の物である。もし生きていればイロハの兄か姉になったのだが……。



月光げっこう


イロハと従兄弟の間柄で月光の甥にあたる山狗。蒼牙の片腕として従ってきたが一族のあり方に不満を持っており、それを蒼牙にぶちまけた。

葬儀において蒼牙の亡骸を谷へ突き落さず火葬したのは、これからは蒼牙に頼らずに自分たちの考えで一族を動かしていくという決意からか。

蒼牙の葬儀が終わった後、イロハにあることを伝えるがそれはまたのお話。



おかよ


水倉の屋敷に仕える元巫女の女性。怪力の持ち主でイロハの母である莉緒の世話役的存在だった。蒼牙の葬儀後、手伝いに来た老婆達を送るついでに隠者の里へ定住することとなる。



松五郎まつごろう


水倉に仕える山狗の古株。歳のせいで体が衰えており、表立って戦う事はない。

目の悪いおかよが外を歩く時はいつも一緒に付いていくようだ。



光丸坊こうまるぼう 天元斎てんげんさい


緒原の里を中心にケノ国東北部が縄張りの大天狗。

様々な仰天の術を使う事が出来、水倉一族とも関係が深い。

大の酒好きであり、蒼牙の葬式を宴会にしてしまったのもこの天狗のせいである。



徳次郎とくじら あかね  


最近一人前の天狗となった少女。それでも悪戯が絶えぬ為、師である光丸坊の悩みの種でもある。しっかりしていそうだが案外口が軽い時があるので余り重要なことは任されていない。宵闇町の赤提灯で酔っぱらいと喧嘩して出禁になっている。



白河しらかわ みずち・たつほ


白蛇の妖怪姉妹。ケノ国を歩き回りながら医者をしている。

二人がほぼ無償で医者をしているのは『徳』を積む為であり、修行の為。

長い間厳しい修業を積んだ蛇は、やがて龍となり天に昇るという。一部では日ノ本の西で龍神としてまつられている弁財天の娘達ではないか、と噂されている。


作中で「土地の話」という言葉が出てきたが、これは蒼牙の生前姉妹が水倉家から土地を借りて医療用の「芥子けし」を育てており、その代わりとして蒼牙を看ていたかららしい。


その昔、トラと何やら一悶着ひともんちゃくあったようだ。(別話 一鈴の絆 参照)



あららぎ


一つ目の妖怪で、普段は宵闇町の小料理居酒屋「赤提灯」の看板娘。

元は人間に生まれた筈だったが間もなく死んで妖怪になり、あさぎに拾われた。

蘭という名前もあさぎが付けたらしい。

だが誰も本名を呼んでくれないので「らん」で通っており、本人も気に入っている。

見た目に寄らず怪力もあり、一人で水倉屋敷へ酒樽やら食材を運んできた。

料理の腕前も相当店で仕込まれたようで、気が向けば出張するらしい。

気立ても良いので宵闇町のちょっとした人気者である。


ちなみに名前の元ネタは、小説やアニメにとどまらずパチ〇コでもおなじみの某物語シリーズの主人公から……ではなくてアメコミキャラから。

(一つ目 → オプティッブラッ! → …な人の本名 → 蘇格蘭スコットランド → 蘭)

以上、細かすぎて絶対に伝わらないネタでした。





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