4がつ13にち

記憶復元不可。

体育館のような場所で10~15人くらい、それをステージ上とステージから見て右側の2グループに別れ私は後者のグループにいて魔方陣を描いた記憶がある。


紛失。

ここで一度、はっきりと覚醒してしばらく寝付けなくなる。


紛失。


紛失。


病室のようなところ。なぜ入院しているのかはわからないが、病室暮らししてるのは間違いない。病室は細長い1人部屋。そこに現実では面識のない人が二人いた。一人は落ち着いた年上の人。もう1人は落ち着きのない若い人。病室は1人部屋なので当然、ベッドは1つ。その2人との関係は入院の付き添いでも、お見舞いでも、当然同室の人でもないが、同居状態にあるのは確か。そもそも、入院目的が分からないので病室に住んでいる状態だった。

2人がいる目的は、私を含めて3人で何かの作業を行う為。何の作業かはわからない。何かを作っているようだった。判明していることはコンピュータと大量のファイリングされた資料を扱っていることだけである。

午前1時40分ごろ、看護師の人が警告に来る。消灯の時間すぎているから電気を部屋の消せと。作業をやめて寝ろとは言わなかった。部屋の電気は消さなかったが、かわりにカーテンを開けた。深夜であるにも関わらず、空一面に均一な厚さの雲が広がって、白い太陽が輝いて明るかった。「白夜みたい」と私が声を漏らすと、年上の人が鼻で笑った。もちろん、日本(病院の場所は分からないが日本人しか登場しておらず、環境的におそらく外国ではない)では白夜が発生しないのは承知であるが、深夜に太陽が出ている現象は一体何だったのか、夢の中でも結論は出ていない。ただ、消灯しても外光で十分に明るかった。

結局、その警告を区切りに作業は終了し寝る事となった。寝床はベットと敷布団(どこに置いてあったかはわからない)をベッドと平行に敷いた。そして、我慢しきれず若い人が失禁してしまった(病室にトイレはない)。その布団で誰が寝るか相談している最中に夢は終わる。


紛失。


紛失。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る