ゆめのレムナント

みく

4がつ12にち

紛失


紛失


母の実家(現在、解体済で存在しない)にて鍋を食べる。鍋の形は浅く直径 30cm くらいのステンレス製のすき焼き鍋。鍋はみそ味で一面にムール貝が開いた状態でぎっしり。

鍋を作っているとき、大学病院へ入院に関する会話をしているとそれを漏れ聞いた祖母が心配する(夢の中ではそれだけ)。

鍋にあるムール貝をいくつか食べると身が入っていない方にアワビがあり、喜んで食べようとしたがムール貝側の貝殻が炭化しており苦い味がして目が覚める。結局、アワビは食べず。

なぜ、炭化していたのか(直火焼きではないのに)、なぜ貝殻を口に入れたのか不可解。そもそもムール貝さえ人生で食べた記憶はない。


壁が真っ白の比較的新しい病院。病院というより臨床研究施設という感じ。時期はほぼ現在に近い。4月はじめと思われる。あまり広くない通路に診察室が2つ。診察室の前に椅子などはなく、診察室というより研究室という印象。診察室の中は中央に部屋(たいして広くない)の長さ 2/3 ほどの机、その机の上にコンピュータ、そして診察室の奥に本棚があった。部屋の奥にドアがあり奥の診察室の半分ほどの広さの部屋で壁に本棚が並んでいる。おそらく資料室という感じだと思う。

私の立場は患者でも医師でもなく、病院に赴任した経営者という印象。事務員の人が、研究資料(図書)の購入は予算配分の関係により「年度初めにすべて事務に申請しなければならない」ということをその診察室を利用している医師に伝える。私がそれを聞いて、それでは研究に支障がでると考え制度の改革を考える。


前の夢と同じ場所だと思われる。そのまま通路を歩いて行ったところ。今度は立場が患者になる。病院の入院費の支払いの状況。夕方または夜の時間で暗く、他の病院利用者がいない寂しい正面受付ロビー。

入院にかかる費用は3万円から4万円と聞いていた。それに対して、会計での請求金額が7万円を超えていた。私は「医師にあってくる」となぜか告げるが行動に起こすことはなかった。金額の抗議ではなく、もともと会う予定だった。しかし、なぜか知らないが会計に進む状態になっていた。なんとか請求金額を用意したところ、さらに計算が進み追加で 2万2000円ほど必要になった(請求額が増えた)。もう手持ちがない。支払いにもたついているので、それまで会計受付が女性一人だったが、さらに若い男性の人が加わった。なぜか持ち合わせていた、旧紙幣でも受け付けるということで支払うことにする。旧紙幣を確認するための見本と見比べその場で紙幣の真贋チェックが行われるが半分以上が利用できなかった。また利用できたとしても、旧紙幣で額面金額が少なく支払金額には全く足りない。今度は、たまたま持っていた食堂の食券を出す。これは受け付けられないと笑って突き返される。それを見ていたのか、さらに男性の人が加わり「食券も有効ですよ」という。突き返した男性の人より、少し歳が上のような印象だった。しかし、提示した大量の食券の大方は有効期限が過ぎており、有効期限の過ぎたものは当然支払いのかわりにならないということ。次の行動を起こす前に、完全に覚醒して夢から覚める。


確かに今日は以前に検査入院した入院費の支払いをする(夢の時点では)予定だった。その不安から見た夢だと思われるが、病院の形は違う。受付の形も違う。会計システムも違う。全く架空の病院の夢でした。そして、現実の支払いはそのような不安とは裏腹に予定していた金額より安い請求金額に驚いたぐらいでした。

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