第5話海

なんとなーく、野茂安とレイは海に来た。


「夏は、やっぱり海だよね。」


レイは、驚異の身体能力でポールまで泳いで帰って来るを繰り返していた。


とても付き合い切れないと思ってシートを砂場にひいて眠っていた。


レイは、不思議な少女だった料理は出来るし掃除もする。推定小学六年生くらいだろう。


「野茂安君?」


細身の女が声をかけて来た。


「あぁ安藤さん。」


前に働いてた会社の同僚だった。


「誰と来てるの?」


相変わらず直球女である。


「親戚の子供。」


タイミング良くレイが海から上がって来た。


「初めまして。可愛い子だね。」


またまた直球。


「初めまして。」


レイは、頭を下げた。


「じゃあ、またね野茂安君。」


そういうと安藤理沙は、海に入って行った。


「ふーん、小悪魔って感じの女だね。」


「そうかな?もう夕方だ帰ろう。」


車は、叔父さんに借りたのだ。


「海って良いよね!」


「何いきなり?」


くくと笑ってレイは黙った。

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