言葉の隙間探し
えいとまんふぉーす
第1話 桜気質
毎年春になると思うことなのだが、桜の下に来ると何故か慰められると同時に気分が浮き立つのである。昔から日本の人に愛されている花だったのだろうし、全国津々浦々いろいろなところに植えられているので刷り込まれているせいかも知れないのだがー。
学校の校庭、川沿い、社廻り、公園、それに古戦場、あらゆる場所に見ることができる。荒俣宏に触発されたせいもあるが、自分なども心安らぐためよりも鎮魂のためのように感じられてならない。本当に桜の下には何が埋まっているのだろうか、と考えさせられてしまう。
そうなると観桜会などの酒盛りは魂を鎮めるための儀式だったのだろうし、合格発表の桜何とか、というのも遠い戦の記憶を呼び覚ます言い回しにも思えてくる。桜伝説とか、桜伝承とか話がたくさんありそうですし作れちゃいそうですね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます