執筆初心者&底辺作者だと自負する者どもへ

初音MkIII

はじめまして。

あ、どうもです。

宵月ぷらむと申します。


今回はですね。

カクヨムや他の小説投稿サイトに載っている様々な作品を読んでいて、私が一読者として「あ、これは読むのやめよ」となる時が多々あるんですね。


そういうのを紹介したり、他にも色々と書き殴ってみようと。そういうわけなんですね。

あ、もちろん宵月の個人的な意見なので、当てになるかどうかは置いておいてください。



☆あらすじから魅力を感じない☆


はい、まずこれです。

検索をかけて、色々な作品を見ているとですね、案外あらすじがテキトーだったりするものが結構多いんですね。


あらすじとは、たいていの場合読者が最初に目にする部分であり、要はその作品の顔なんですね。


なので、相当に重要なんです。

ここが力抜いてあったり、そもそも何が言いたいのかわからない文だったりすると、それだけで読む気にはなりません。


じゃあ何書けばいいねんとなりますよね。

実際、「あらすじって何書けばいいかわからない」という意見をちょいちょい聞きます。


なるほど。


そうですね。

まず、どういう経緯で物語が始まるのか。

主人公はどこの誰なのか。

何を目的に物語を広げていくのか。

そこら辺を書いていきましょう。


着地点、つまり目的を決めていないというのは論外です。最低限それぐらいは考えておきましょう。


では次。


☆文章がおかしい☆


はい。これもかなり重要ですね。

頑張って勉強しましょう。

特に、誤用はなんかこう。おう……ってなりますね。

うん、今出した「…」←これ。

二個連続で置きましょうね。そういうものです。

あと、たまに見るのが……。


いちよう 一様


これです。

いちようじゃなくて、いちおうです。

一応です。誤っているのを見てしまうと私は一気に萎えて読むのをやめます。


もう一個例を挙げますか。

今私が考えたセリフで紹介しましょう。


「魔王討伐!? む、無理だ! 俺じゃ役不足だよ! できっこない!」


……わかりました?

答えは「役不足」です。

この場合の正しい言葉は「力不足」ですね。

地味に間違いやすいのでお気をつけて。

役不足というのは、その人の実力に対して、与えられた役目、役職が軽すぎる、という意味を持ちます。


つまり、上記のセリフですと……。


「魔王討伐? はぁ? この俺様にそんな簡単な事やらせるつもりかよ。ふざけんなハゲ」


という意味になってしまうわけですね。

書きたかった事と大分違いますでしょ。

むしろ真逆です。



偉そうに言っていますが、私自身の作品で誤用を見つけた場合は、鼻で笑ってやってください。すいません。


これはそんなに言うことないので次。


☆主人公の設定が矛盾している☆


はい。これも結構気になります。

一例を挙げますと、「主人公はコミュ障の引きこもりで、死んで異世界に転生した」。


よくあるパターンですな。でもですよ。

コミュ障なんですよ?

なんで普通に会話できちゃってんですか。

コミュ障じゃないじゃないですか。

話が進まない? なら説得力のある設定を用意してくださいな、と。

その設定を重大な伏線にしたりとか、色々できるじゃないですか。もったいない。


不思議ですよね。


はい、すいませんでした。次。


☆メインキャラがアレな性格☆


相当気になりませんか?

ただ、ダークファンタジーとかであれば、全然ありです。でも、正統派のファンタジーで、読者が嫌悪感を示すようなキャラをメインに押し出す必要ありますか?


「この子めっちゃ批判されてるけど、どこが悪いのかわからない……」という場合は、あなたの身近にそのキャラが居たらどんな感じなのか。考えてみましょう。


「あ、これはたしかにねーわ」となるかと思います。


まぁ、一口に読者と言いましても、たくさん、たっくさんいらっしゃるわけですからね。万人に受けるキャラというのは、なかなか難しいものです。


「この子はたしかに性格がアレだけど、良いところもあるんだよ!」という事を読んでいる人々に伝えてあげましょう。それでかなりマシになるはずです。


はい、次。



☆地の文がただの効果音☆


セリフではない部分が地の文と呼ばれるヤツなわけですが、ココが効果音ばかりだと、読むのをやめます。


どういうこと? こういうこと。


「ついに辿り着いたぞ、魔王! 今日、ここで! 僕達はお前を倒して世界を救う!」


「フハハ! 軟弱な人間風情が、何をほざくか! 余を倒す? はっ! できるものならやってみろ!」


 ゴゴゴゴ……。

 勇者一行と魔王が相対し、魔力が衝突する。


「いくぞぉぉぉ!!」


「来い、勇者ども!」


 バッ! 勇者が地を蹴り、魔王に肉薄する。そして……。

 ガキィーン! 剣と剣がぶつかり、火花を散らした。



……おわかりいただけただろうか?


ちょっと短いですが、こんな感じかなと。

なんか、こう。

そうじゃないだろと。そう思いません?


こんな表現がずっと続いていたら、私ならマッハでそっと閉じます。


上のものを改善すると、こうですかね。



「ついに辿り着いたぞ、魔王! 今日、ここで! 僕達はお前を倒して世界を救う!」


「フハハ! 軟弱な人間風情が、何をほざくか! 余を倒す? はっ! できるものならやってみろ!」


 勇者一行と魔王が相対し、魔力が衝突する。

 あまりにも大きすぎる力に、魔王の居城が悲鳴を上げ、壁に亀裂が入っていく。


 睨み合う両者。

 やがて、時は訪れる。


「いくぞぉぉぉ!!」


「来い、勇者ども!」


 勇者が地を蹴り、魔王に肉薄する。その手には白銀の剣が握られており、力強い光を灯す瞳の奥には、これまでの旅で出会ってきた者達の顔が浮かんでいた。


 遂に剣と剣がぶつかり、火花を散らす。それは開戦の合図であり、世界を救う決戦の、歴史に刻まれるであろう激戦の一手目でもある。



どうですか?

かなりマシになったでしょう。

激戦の様子が頭に浮かんできたでしょう。

たぶんきっと。そうですよね。



ひとまず今回はこんな感じでしょうか。

さて、書いてみたはいいが、読む方がいらっしゃるのかどうなのか。


次回があるかはわかりませんが、またお会いしましょう。


ばいばーい。



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